王位を巡るソーとロキの確執、ソーとジェーンの愛の行方が見どころ。特にラストでのソーとロキの一騎打ち。忌まわしい出生の秘密を知り激しい嫉妬で兄ソーに挑むロキとそれでも弟を庇うソーとの戦いは、涙が出て感動的です。
ソーとジェーンの恋は、まるでお伽話のようで面白い。王宮や虹の橋など建築物や街並み、王位継承式典などの映像美、各種の格闘、そしてナタリー・ポートマンの魅力を楽しめます。( ^)o(^ )
浅野忠信さんがソーの側近兵・ホーガンとしてハリウッドレビューです。しっかりした英語での会話、安心しました。( ^)o(^ )
「アベンジャー エンドゲーム」を観たものには、ソーの母親フリッガと恋人ジェーンを気にしながら観ることになります。
次回、はたしてソーは王位に就けるのか、ソーとジェーンの恋の行方は、ロキは亡くなったのか? 面白い!この物語に引き込まれますね。
あらすじと感想
物語は、天文物理学者のジェーン・フォスターとアシスタントのダーシー、指導者のエリック・セルヴィグ博士が、最近ニューメキシコ州ブエンテ・アンテイグオに現れる天文異常現象の観測に出かけ、急激な気象異変で視界が利かず車が“何か”を轢いたところから物語が始まります。その何かがソーだった。ソーが地球にやってきた経緯が語られます。
ソー・オーディンはアスガルド国の王子。父オーディンは、西暦965年、氷と暗闇の国から地球に侵攻し地球を氷に封じ込めようとしたラウフェイ率いるヨトゥンヘイム国のフロスト・ジャイアント軍を破り、そのパワーの源である「箱」を押収して、アスガルドに戻ったという人物。
オーディンにはソーの他にもうひとりロキという男の子がいて、二人を差別することなく育ててきたが、ふたりが成人なり、ソーに無敵のハンマー“ムジョルニア”と王位を譲渡する式典中に事件が起きた。
事件は、フロスト・ジャイアントが「箱」を奪おうと宝物庫に侵入するが、戦闘マシン“デストロイヤー”がこれを阻止した。オーディンは穏便に解決しようとしたが、血気にはやるソーは父オーディンに無断で弟のロキ、幼馴染のシフ、「ウォリアーズ・スリー」のヴォルスタッグ、ホーガン、ファンドラルらを連れて虹の橋を渡り、門兵ヘイムダルを説得してヨトゥンヘイムに攻め込むが、ラウフェイの反撃で苦戦に陥った。事態を知ったオーディンが介入して戦を収めたが、アスガルドとヨトゥンヘイムは一触即発の状態になった。
ソーはジェーンらに救出され入院した。落下したムジョルニアはいかなる力を加えても動かせない。そこでシールドのエージェントであるフィル・コールソンらが調査に乗り出した。
ソーは密かに斧を取り戻しに行くが力が出ず失敗して、シールドに逮捕された。
しかし、ソーが神話伝説の男とを知ったエリック博士の機転で、自分の研究員ということで貰い下げ、酒場で飲みながらソーに町から出ることを勧め本人も了解したが、博士が酔っぱらって動けず、(笑) ソーが担いでジェーンのところに運び込む。これが縁で、ジェーンはアスガルドに興味をもち、ふたりは親密な関係になっていった。
嫉妬に駆られたロキは兄ソーを亡き者にして国王になろうとラウフェイと謀り、デストロイヤーを地球に送り送り込んだ。
これを知ったシフとウォリアーズ・スリーがソー救出のために地球にやってきた。地球ではデストロイヤーが暴れ回る。ソーは「すべては自分が作った罪だ。殺してもいい」とデストロイヤーに命を差し出すが、ぶん殴られて負傷した。ソーはこんなに優しい男だったのかと泣けます!そこに、目覚めたオーディンからソーに斧が届けられ、ソーとデストロイヤーの一騎打ちが始まった。
ロキは密かに父オーデインを殺そうとするラウフェイを亡き者にして、父の感心を引き寄せるためひとりでヨトゥンヘイム国に向かおうとしていた。そこにソーが帰還。ロキは「弟とは戦わない」というソーに斬りかかる。ソーはロキを追い詰めても決して決を求めなかった。これを愚弄するロキに、怒りを「ジェーン、許せ!」と虹の橋に向け、橋を叩き割ってしまった。
橋から落ちそうになるロキに手を貸すソー。父オーデインがやってきて橋にぶら下がっている二人の手を取った。ロキは「敵を倒せたのに、父上と皆のためやったのに」と父に許しを求めたが、「それは違う」という父の答えに、ロキは自ら手を放し宇宙に消えた。
闘いが終わり、ソーの帰還歓迎会でシフがソーの母:フリッガに「ソーはロキの死を悲しみ、また地球の娘に会いたがっています」と伝える。
ソーは父オーディンから「よき王になれる」と王位に就くことを勧められたが「まだ学ぶことが多い」と断った。
「エンドゲーム」を観て、過去作品を観るとまた観方が変わってきて、楽しめます!
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