映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「宮崎あおいさんの演技録」

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結婚、出産という大きな人生の節目を迎えられたあおいさん。「これからは白紙で」と次の女優人生を語っておられます。さあどんな女優さんに成長されるのかなと楽しみです。これまでの女優人生は・・・
ユリイカ」(2001
イメージ 21999年秋撮影の映画「ユリイカ」で、20005月のカンヌ国際映画祭の国際批評家連盟賞とエキュメニカル賞をW受賞、会場に来ていた名だたる映画人から「ジョディー・フォスターの再来」との声が上がったあおいちゃん。
2014/6/29()
あおいちゃんが若い頃、自ら頑固アピールしていた時でも「青山組に参加している時は頑固ではない」と語っていました。
 青山監督のユリイカで世に出たあおいちゃん。もし、近年観たことの無い役を演じるなら、色んな意味で青山監督作品は良いですね。
20171101
16年前の出演映画見返し「初めて涙」
女優の宮崎あおいさんが1日、第30東京国際映画祭の特別企画「JapanNow 銀幕のミューズ」として上映された映画「EUREKAユリイカ)」(2001年公開、青山真治監督)の上映後の舞台あいさつに登場した。「EUREKA」は宮崎さんが初めて主要キャストに抜てきされた映画で、宮崎さんは「約10年ぶりに作品を見返しましたが、この作品を見て初めて涙が止まらなかったんです」と語った。
宮崎さんは「久しぶりに映画を見ても、自分を見ているという感覚はなく、一人の少女を見ている感じ。大丈夫かな、これからやっていけるかなと」という思いだったと明かし、「私は年を取っていくけれど、撮影当時14歳だった私は映画の中で永遠に生きていく。すごい経験ですよね」と感慨深げな様子だった。
14歳当時は「自分が役者をやっていくなんて考えてもいなかった」という宮崎。「『EUREKA(ユリイカ)』に参加できて、キラキラした大人たちに囲まれていたという経験が今の自分を作っている。好きなことに夢中になっている大人の人ってステキだなと思うので、自分もそうなりたい」と本作での経験が自らの中に生き続けているといい、「年齢がいくつになってもできる職業。必要としてもらえるなら、ずっと続けていけたらいいな」と女優としての未来を語っていた。
この日は青山監督と、共演した斉藤陽一郎さんも登壇。監督は現在の宮崎を見て(当時と)何も変わってない!グレート」と大絶賛。監督は当時の宮崎さんについて、「オーディションでは役者の目の透明感だけを見ていたけれど、あおいが断トツで透明だった」と回顧。撮影当時の宮崎は14歳「(撮影時は)映画に出演できて『すげーラッキーな夏休み』みたいな感じだったよね」と話すと、宮崎さんは「その通りです(笑い)。そこから職業になっていくとは思っていなかったですよね」と語っていた。
「害虫」(2002
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2008/10/19 映画女優の映画」 
本作の、劇場公開時のパンフレットに映画監督黒沢清がエッセイを寄せている。そこで黒沢は、溝口「西鶴一代女」の田中絹代フェリーニカビリアの夜完全版」のジュリエッタ・マシーナに匹敵する、堕ちようとも生き抜こうとする女性の輝きを、宮崎あおいに認めていた。
 たしかに、ラストシーン、前方を見据える彼女の横顔は圧倒的な存在感で、観客をも置き去りにして前進していく。とすれば宮崎あおいは、溝口「浪華悲歌」ラストの山田五十鈴にも匹敵しうる横顔の女優、といえるのかもしれない。
>ビー玉の入ったびんを倒すシーンの表情もすばらしいし、当たり屋ができなかった時に座り込むときの表情も良い。
そして極めつけがうれしそうに火炎瓶を渡していたのが、ふと顔を上げて炎を上げている家を見て恐怖で後ずさりするその表情の変化、あおいワールド、全開です。ビー玉のシーンでは塩田監督は泣かせたかったのだけれども宮崎あおいさんは何回やっても泣けない、ずっと拒否していたけれど、最後は目薬さされて撮影、でも結局は目薬をさされる事が悔しい、という涙が出ていないシーンが採用されたのだとか。
>害虫はいいですよ。あおいちゃんに少女の色気がある上に、思春期の心の闇と痛みを、ほとんど語らずに、表情と仕草だけで、観ている人の心に突き刺してくる映画は観た事がありません。
私があおいちゃんに、今演じて欲しい役は、大人の心の闇と痛みですね。疲れではなく、闇と痛みです。害虫でも、サチ子は良い笑顔も見せているんですよね。底抜けに明るい笑顔の中に闇を感じさせる役。テーマは色々あると思います。観てみたいですね。
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Saturday, February 25, 2006
映画「好きだ、」宮﨑あおい本人は自分のどういうしぐさや表情が一番可愛いか、どう振舞えば観ているほうが切ないくらいいとおしくなるかを自然に知っている。一般人なら嫌な女なのかもしれないが、これは女優としてはプロであるということである。
見ていてなんとももどかしい青い恋、だけど僕らがみんな通ってきた道程が切々と描かれる。ハラハラするようなぎこちない会話。バツの悪さ。変な間(ま)。
>この如実なぎこちなさがここまで見事に出ているのは脚本がないからである。役者には状況だけを与えてあとは自由に演じさせる──海外ではマイク・リー監督が同じような演出方法を執ることで有名だが、石川監督のほうはもう少し手が込んでいる。
一旦脚本は書いて、必要な部分だけ役者に読ませる(宮﨑あおいには前半だけを読ませ、瑛太には前後半通して読ませたとのこと)。そして、読ませておいて「一旦忘れてください」と言う。つまり、書いてあった台詞を喋ってト書きの通り動く必要はなく、自分の感性で喋り、動く。
だからこそ、人間同士の間に根源的に存在するぎこちなさが見事に出てくる。考えながら繰り出す言葉に現実感が伴う。表情にわざとらしさがない。
しかも、シーンによってはユウとヨースケに互いに食い違う情報を与えておいて演じさせる。2人はうまい具合に微妙にすれ違ってしまう。下手なサスペンスを見ているより遥かにハラハラさせてくれた。息を飲んだ。胸が苦しくなった。
篤姫」(2008
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>あおいちゃんはオールラウンダーなので、コンダクターができるのだと思います。堺君の言う「真ん中に空虚を置く」或いは箭内さんの言う「ドキュメンタリーのよう」(これは分からん)ですね。主役とヒロインしかできない女優ではそこまではできません。
>あおいちゃんのリアルで繊細な表情、いざとなればあおいちゃんのアップを撮ればでなんとかなってしまう。
 “受けの天才”、共演の俳優が一生懸命投げれば、どんなボールでもしっかり受けて返してしまう。共演者の演技が光る訳です。
 何と言っても縦の演技、縦の演技とはそれぞれの年代を上手く演じられることだけでなく、於一、篤姫天璋院とその人生が積み重なってていく姿を、しっかり透けて見せられるか、それが出来ると観る者のも感情移入が大きく違ってきます。
 愛らしさと凛とした強さ、この二つを同じ人格で表現できる女優はほとんど居ません。篤姫が魅力的に見えないはずがありません。
 母性、篤姫の発する母性がドラマに優しい安心感を与えていました。
オカンの嫁入り」(2010
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オカンの嫁入り」の宮崎あおいが語る、乗り越えないといけない壁
 MovieWalker
「ずっと悩んでいて、精神的にとても大変な1ヶ月でしたね。これまではシンプルにお芝居ができたんですけど、24歳になって、だんだんそれができなくなったというか。ただそれは、この現場に限ったことではなくて、きっと自分がそういう時期なんだろうなと今は思っているんです。頭で考えて、こう見えるかな?と思ってお芝居をしていて、役として動けていないもどかしい時期なんです」。
特に今回演じた月子は、母親のことが大好きなのに素直になれなくて、逆に酷いことを言ってしまう女の子。ちょっと複雑な設定ゆえに、その本質をつかみ切れず、「監督が言っていることと、自分のやろうとしていることがすごくかけ離れているような気がして。だから、それを合わせる作業にも時間がかかりましたね」と振り返る。
「今回、お母さんとの距離感が私の中ではすごく大事だったんです。仲の良いシーンが一切なくて、冒頭から(母親が結婚を決めたという)研二(桐谷健太)という異物が入ってきて、NOの姿勢から始まるお芝居だったので、月子がお母さんのことを大事に思っていることが表せないんじゃないか? と思って。そこは悩みましたね」。
白無垢を着た母親と月子が対峙するクライマックスでは、その苦しみはスクリーンからは想像できないほど最高潮に達したようだ。
「ふたりの間には畳一枚分ぐらいの距離があったんですが、それもあって、監督が思い描いただろう月子に近づけなくて。何回もお付き合いしてくださった大竹さんが毎回ボロボロ泣かれるんですけど、私はそこまで想いを持ち上げることができなくて、それがものすごく悔しかった。変な言い方かもしれないけど、みんなが働いているのに、私だけ働いていない感じがして。何もできない自分がすごく情けなくて、恥かしくて、本当に難しかったな~(しみじみ)」。
「私が監督をご飯に誘ったんです。それは別にお芝居の話をするためではなく、京都に私の大好きなご飯屋さんがあって、そこで監督にも食べてもらいたかったからなんですよ。でも、その時に監督が、月子を私が思っていたようなワガママな子に描くつもりはないということがわかって。それまでは想いが揺れていたんだけど、そのご飯の時に監督を信じてついて行こうと強く思ったんです」。
宮崎が格闘するのは役柄と真剣に向き合っていることの証なのだ。その意味では、これは私的な感想だが、大河ドラマ篤姫(08)以降の彼女は何かから抜け出すために必死に闘っているように見える。
「(第2章の)スタートをちゃんと切りきれていないんですよ。それほど『篤姫』は大きな作品だったし、あれだけ大きな感動を味わってしまったから、自分の心の中の代償というか、乗り越えなきゃいけないものはやっぱりとても大きくて。相当頑張らなきゃいけないと思っています」
そうきっぱり言い切った宮崎あおい。「オカンの嫁入り」はさらに進化し続ける彼女の新たな闘いの序章の記録でもあるのだ。(取材・文/イソガイマサト)
「蝶々さん」(2011
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市川さんは番組の中で、蝶々さんを原作を書いているときから宮崎あおいのイメージが浮かんでいたこと、黙っているときの宮崎あおいの一点を見つめるたたずまいが素敵であること、本当に何かを持っている稀有の役者であることなど的確にあおいちゃんを評価し絶賛してくれていました。
>共演者の西田敏行さんは、撮影が毎日幼稚園にでかけるようにあおいさんに会えることが楽しかったと言い、「ブラックスワン」を演じるとしたら日本では宮﨑さん、ナタリーポートマンの雰囲気と言いましたね。()

天地明察」(2012
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>あおいちゃんも2012年頃に、どんなに辛いことがあっても俳優はそれを仕事に生かすことが出来る、と言っていましたね。
あおいちゃんは実際に心の奥底の闇、複雑な感情の表現が一段と深みが出たように思います。
20120910 宮崎あおい天地明察』インタビュー
「ちゃんとした女性になって、やりたいことが明確に見える」
やっぱり必要としてもらえないと何もできない仕事なので。それよりは「人としてどういるか」ということが先に立ちます。役者としては、なるようにしかならないと思っているんです。年齢的に今、いろんな仕事をさせていただく状況があって、それはすごく幸せなことだと思います。でも何よりもまず人としてちゃんとしていないと、何事もうまくいかないと思うので。ちゃんとした女性になって、自分のやりたいことが明確に見えるといいなと思います。
きいろいゾウ」(2013
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きいろいゾウ宮崎あおい向井理 インタビュー
「一緒にいたいと思う人に、真っ直ぐぶつかっていく強い人間になりたいと思った」
宮崎も向井も原作小説の大ファンだったそうだが、廣木隆一監督とのコラボレーションも熱望した。「とてもシャイな方だと思いました。口数は多くなかったけれど、時に冗談を交えながら、俳優が気持ちよく感情を流せるように現場を作っていただいて、スタッフの方々も廣木監督の想いを大切に動いている印象がありました」(宮崎)と回想する。向井も、「その相手、その現場によって、臨機応変に対応される方です。現場での居心地もよかったですし、終わってみていろいろと考えて分かるような感じです」と廣木マジックにかかっていたことを説明。「感情の一歩先に連れて行ってくださる演出が多かったというか、今までに味わったことがない感情を味わいました」(宮崎)と俳優として貴重な体験になったとも。
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宮崎あおい、本音を吐露「この先も自信を持つことはない」-
モデルプレス
27歳になった彼女の素顔に迫っている。
子役からキャリアをスタートさせ、唯一無二のピュアな存在感と抜群の演技力で日本映画界を代表する女優として盤石の地位を築いた宮崎だが、本人は「いつか仕事ができなくなってもおかしくない世界」と冷静な視点を持つ。豊富な経験が必ずしも自信につながっているわけではないといい「『私って無力だな』と思うことばかり。この先も自信を持つことはないんじゃないかな…」と意外な本音もポロリ。「後悔がないように、また次に進めるように一生懸命取り組むだけ」と、一つ一つの作品に対する真摯な姿勢を覗かせた。
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彼女にはすでに代表作は沢山あります。それに色々な場を通して知りうる素の彼女の考え方、生き方もファンにとっては宝物です。実力がありながら謙虚で周囲への感謝を忘れず、一本芯の通った彼女は、今時珍しい、人として素晴らしい方です。ファンから贈る言葉としては変かもしれませんが、ご自分を大切にして、ご自分が幸せになる道を見つけて下されば、私としてはもう十分です。
20140608
二階堂ふみちゃんは、性格は弾けていますし、演技もダイナミックであおいちゃんとは違います。でも芯の部分で意外に似ているところがあるように感じています。
あおいちゃんも十代の頃は結構生意気なことを言っていました。私は真っ直ぐに生意気な若者は好きです。演技も二人とも「役に成り切る」とは言わないで、あおいちゃんは「役を生きる」、ふみちゃんは「役に体を貸す」と一歩踏み込んだ表現をしています。
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宮崎あおいの縦の演技について」(ヒットマンさん)
ましてや、縦の演技は、上手いと言われる俳優でも出来る人は少ないです。
ちなみに、上野さん、綾瀬さんは大河では出来ていませんでした。朝ドラでは、井上さんも堀北さんも出来ていたとは思いません。
縦の演技の神髄は、その重ねていくそれぞれの年齢の演技が出来るだけではなく、その人生が積み重なり、かつての面影を残しつつ成長していく姿を、その佇まいに透けて見せられるかにあります。
あおいちゃんはこれが圧倒的に凄い。ほとんど神の域です。
ちなみに吉高さんは、この縦の演技がほのかにですが、ちゃんと出来る数少ない女優の一人(???)です。
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日経WOMAN 20155月号「表紙の人」宮崎あおいさん
ふっくらと柔らかな表情で、充実した生活を楽しんでいることが伺えます。(*^_^*)
映画、雑誌、ドラマ…と10代から仕事を優先してきたが、(今は)自分自身や家族と向き合う時間を大切に過ごしたい。決して休むためではなく、自分に足りない部分を見つけて新しいことに挑戦する時間と言い、将来こういう役がやりたいという具体的な目標はない。でも、求められたときに、期待を上回れるようになっていたい。そのためにも今の時間の積み重ねが、きっと栄養になると信じているとのこと。大いに期待して待ちたいですね。(*^_^*)
「ペダルダンス」(2013
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宮崎は「石川監督の演出方法はとても独特で、一人の人間としてそこに“生きる”ということを強く求められます。自分自身を試される現場でもあります。わたしにとって特別だった石川組にまた参加させていただけてうれしかったです」と深い思い入れがある様子だ。
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石川寛監督、7年ぶり再タッグを組んだ宮崎あおいの変化とは?」
映画.com 
CM、映画と宮崎を見つめてきた石川監督だが、彼女はどのように変化しているのだろうか。「『好きだ、』のときは、まん中の方に芯がしっかりあるのにその周りが柔らかい。感情の揺れ、心情の起伏のようなものから柔らかさが感じられた」。8年半ぶりに長編作品で宮崎を撮影し「年齢を重ね、柔らかさの質が変わり深くなりました。前は芯がよく見える人だったんですが、年輪みたいに柔らかさを何層かまとってきた。都会に生きている女の人は、そういう風に年を重ねるのかもなあと思いましたね」と振り返る。
 
>ペタルダンスのスクリーン上映はなかなか厳しいでしょう。
 好きだ、はいくつもの国際映画祭に出品した作品ですが、ペタルはそれもなかったですからね。良い作品だと思うし、好きな作品ですが、今流行の作風ではないです。今は特殊な状況下での究極の感情を表現した作品が評価されやすいように思います。ペタルはリアルな日常に近い感情を表現していますからね。
「あさが来た」(2015
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「怪物になる、宮崎あおいは怪物だ。」
大女優を怪物扱いするのはどうかと思うものの、NHKテレビ連続ドラマ小説「あさが来た」の主人公あさの姉、はつ役を演じる姿を観てそう感じてしまった。
主役ではない(準主役ではあるが)にもかかわらず、彼女のシーンになると目が釘付けになってしまう。空気感が変わるというか、世界が一瞬で変わるというか、他の女優にはない何かを彼女が持っていることは間違いない。
その存在感と言おうか、透明感と言おうか、役になりきっていると言おうか、誰かが演技をしている感じが一切なく、あまりにも自然すぎて、あまりにも普通すぎて、宮崎あおいという人物が完全に消えている。
それが演技をするために生まれてきたという大女優の証なのだろうけれど、あたかも「消身」してしまうような、或いは「変身」してしまうような、そんな不思議な感覚を覚えてしまったがための素直な感想。感嘆、驚嘆、賞賛、尊敬・・・と受け取ってもらいたい。
「怒り」(2016
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20160914
李監督は、血肉の通ったキャラクターを求める監督だ。本物で、むき出しの感情が見えるまで決してOKは出さない。「監督とこんなに話したのは初めて」というほど、宮崎もじっくりと李監督と対峙した。宮崎は「頭で考えるよりも心が動くのを待って、自分からポンと役になっていく」という、いわば天性の女優だが、今回は「心だけでなく、頭もフル回転しなければいけなかった」と振り返る。
 自らを限界まで追い込んで、身を削るようにして愛子という女性を探し求めた。「簡単なシーンはひとつもないし、簡単にOKも出ない。台本を何回も何回も読んで、どこかに愛子が隠れていないかと探したりしました。それに李監督の現場は、自ら脱いでいかないといけないような現場。アンテナを張りっぱなしにして、心臓を丸裸にして、お父ちゃんや田代くんの言葉を体に入れていく作業をしていたように思います」。そのストイックさは、間近で目にしていた渡辺が「ひとつ違う世界に踏み込もうという思いを感じた」と驚くほどのものだったそうだ。
 愛子が身体いっぱいに泣き叫ぶシーンは、むき出しの愛子が最も表出したシーンだろう。「台本に慟哭と書いてあったんです。現場では監督が本番中に『もっと!もっと!』と声を出していて。人生で慟哭したこともないですし、これからもそんなにする機会はない種類の感情なので、難しかったですね」。李監督の追い込みと宮崎の女優魂が結実し、心震わす壮絶なシーンが生まれた。
 「自分を追い込むのは割と好きなタイプなんです。でも人から追い込まれるのって、ハードなんですよね!」と李監督のスパルタ指導を楽しそうに述懐しつつ、「追い込まれるけれど、そこにはとても愛情があって」とその愛情の深さを告白する。李組で得た経験は、今どんなものとして心に残っているのだろうか?すると宮崎は「インするのは本当に怖かったけれど、参加できて良かったと心から思います」と輝くような笑顔を見せた。
20160913
「女優 宮崎あおいさんの魅力が詰まったオススメ映画まとめ」
917日公開「怒り」に出演の宮崎あおいさん。愛らしいルックスだけではなく、安定感ある演技と透明感で多くの人を魅了。「バケモノの子」や「おおかみこどもの雨と雪」などアニメ映画の声優としても活躍。あなたは、どの映画の宮崎あおいさんが好きですか?
あにいもうと」(2018
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主演は、宮崎あおいさんに大泉洋さん。石井さんと山田さんだから実現できたキャステングです。山田さんいわく、「再ドラマ化にあたり、この兄妹キャストは2人以外考えられない」と言い、石井さんも「おそらくTBSに入って60年になりますが、その間に(2人に)出会えなかったことを後悔した」と述懐されています。
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