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「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014)リーダーとは!

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初めてこの作品を観る方は、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」は必見で、“ねたばれ”を読まないで観ることをお勧めします。( ^)o(^ )
とてもストーリーがミステリアスで、かつ壮大なアクションを楽しめます。

本作は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の続編となるシリーズ第2作。また、「MCU」シリーズとしては第9作品目に当たります。

 

matusima745.hatenablog.com

「エンド・ゲーム」を観て、「MCU」シリーズ作品に疎くいまだ感想が書けず、過去作品を観ています。(笑) 結末を知っているからこそ気付く、新しい発見があり楽しめます。
本作は「エンド・ゲーム」のラスト、スティーブがサムに楯を託するシーンに絡む物語で、“人を信じる”スティーブの生き方に感動するという絶対に見逃せない作品です。( ^)o(^ )

あらすじ:
マーベルヒーローが集結した世界的大ヒット作「アベンジャーズ」(12)から2年後を舞台に描かれる。ブラック・ウィドウやニック・フューリーらとともに、国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の一員として任務の数々にあたっていたキャプテン・アメリカは、仲間であるはずのシールドから襲撃され、誰が本当の敵なのかわからないまま逃亡者となる。そんなキャプテン・アメリカを最強の暗殺者ウィンター・ソルジャーが追いつめるが、その姿は・・・。(映画COM)

監督はアンソニー・ルッソジョー・ルッソ。細部:
https://ja.wikipedia.org/wiki/キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー#cite_note-CapTWSSynopsis1-5

テーマはリーダーにはいかなる資質が求められるかです。第1作に比していかにスティーブが精神的、肉体的に成長したかを見ることになります。彼の絶対的な愛国心、使命感、勇気に加えて、「友を見捨てない」という行動に感動させられます。大切にしたいと思います。

ストーリーが、シールドで何が起こっていて、誰が味方なのか敵なのか分からないというサスペンシフフな展開がおもしろい。そして、手に汗を握る激しい格闘技、カーアクション、銃撃戦に加え、“シールド”がその存亡をかけ建造したヘリキャリアーが崩壊していく映像がすばらしい。

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エージェントとしてのすばらしい身体能力をもちながら、どこか寂しげで、スティーブに送る怪しげな目線のナターシャ。スカーレット・ヨハンソンに魅せられます!年老いたペギー・カーターには泣かされます。

****(ねたばれ)
冒頭、ポトマック河畔。スティーブが「左から失礼」とランニング中のサムを追い抜く。スティーブにとって掛け替えのない友を得たシーンから物語が始まる。

そのとき、ニックの命令で、インド洋で活動している“シールド”の艦船“レムリア・スター“が仏系の海賊に乗っ取られ、ストライク部隊とともにナターシャと一緒に救出に向かう。スティーブがナターシャをしっかりかばう闘い方、ナターシャの高い格闘術がすばらしい。

ナターシャが単独行動で、艦の情報をUSBにコピーするのを見て、救出後、ニックに抗議する。ニックは君には関係ないとして、出動間近の「インサイト計画」を見せる。3隻のヘリキャリアーがもつ火力と衛星情報をリンクして、テロ勢力を一気に潰すという。スティーブはニックのやり方に不信感を持つ。俺は信頼されていないのか!

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ニックはナターシャが持ち帰ったUBSが解析できず、安全保障委員会理事・ピアースに、インサイト計画の発動延期を申し出る。その帰り、ニックの車が謎の集団に襲われる。ここでのカーチェイス、銃撃戦は見応えがあります。何のために、誰がニックを狙ったか?

重傷を負ったニックは、密かにスティーブの部屋に身を隠しているところに、スティーブが帰宅。何者かに狙われニックは亡くなる。その直前に「信用するな!」と言葉を残しUSBを渡した。ニックがロシア製の火器で撃たれたことにナターシャが疑念を抱き、5年前に襲われたウインターソルジャーではないかと推理。遺体はスティーブの見張り役エーゼントのケイトよって引き取られる。

ティーブはピアースに呼び出され、艦船“レムリア・スター“事件はニックが仕組んだもので、自分が進めるインサイト計画に協力を求めたが、スティーブは「ニックから信じるな!」と言われたと拒否。帰りのエレベーターのなかでストライクのメンバーに襲われる。

ティーブとナターシャは、かってのシールド本部を訪ね、ここのコンヒューターでUBS情報を読もうとすると、古い大型コンピューターが動き出し、そこにはシールドの捕虜となっていたヒドラのゾラ博士の記憶が遺されていた。
ヒドラは死滅することなくシールド内で生きている。インサイド計画はヒドラに刃向かうものを消すプログラムだ」と。このとき大量のミサイルが撃ち込まれ、スティーブとナターシャは、サムのところに身を隠すことにする。

サムは、自分の目の前で部下を死なせたことで除隊し、今も生きる目標が持てないと言い、スティーブの境遇とよく似ている。こんなことから、この申し出を引き受けた。そしてスティーブの行動に協力するため、シールド内の大物ヒドドラ党員とおぼしきシットウェルを呼び出して尋問。インサイド計画の本当の狙いがヒドラに反抗するものを一挙に葬るものだということを知る。

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その帰り、高速道路でストライクとウインターソルジャーに襲われる。道路上での大混乱のなかでの戦闘。ナターシャが確かめようとウインターソルジャーと対決するが、窮地に追い込まれ、スチィーブが救援に入る。そして、ウインターソルジャーの顔を見た。70年前、ヒドラを追ってポーランドに進行した際、自分の不注意から渓谷に落ち亡くした戦友バッキーではないか?声を掛けても無表情で返事がなく、斬りかかってくる。

この戦闘で、スティーブらは捕らえられたが、シールドの副長官・マリア・ヒルの機転で脱走し、療養中のニックに会う。
ティーブはニックの責任を責め、「ヒドラーもシールドも死滅させる」とインサイド計画阻止に動く決意を示す。ニックは「君がリーダーだ!」と事態収拾を任せた。

発艦前に、ヘリキャリアーの攻撃目標データーを無効にしようと、インサイドベイに突入する。
スチィーブはシールド全職員・隊員に放送で「この計画の首謀者はピアースだ。阻止しなければ自由を失う」と告げ、サムとともにヘリキャリアーの目標チップ(ヘリキャリアーの同士討ちにセット)交換に走る。ファルコンの飛翔が実にうつくしい!
ナターシャはピアースのいる会議室に入り、ニックと共にピアースを拘束し、世界にヒドラの行動を発信した。

ティーブはバッキーと対峙。バッキーにチップを奪われたときには争ったが、チップを取り戻し交換に成功してからは楯を捨て「君とは戦わない、親友だから。最後まで一緒だ!」と無抵抗。バッキーに胸を刺される。このとき、ヘリキャリアーが本部ビルに接触し、反動でふたりはポトマック河に落下した。バッキーは失神したスティーブを水中から河畔に引き揚げ去っていった。

この騒動について、ニックの責任が問われ、ナターシャが証言に立ち「シールドは危機を招いたが、それを防止することができた」とニックを援護した。
自由とは、時に暴走することもあるがこれを抑制する力が必要だという結末がよかった。

MCU作品のかで、本作は特筆すべき作品のように思えます。
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出演者:
ティーブ/キャプテン・アメリカ:クリス・エバンス
ナターシャ/ブラック・ウィドウ:スカーレット・ヨハンソン
バッキー/ウィンター・ソルジャー:セバスチャン・スタン
サム・ウィルソン/ファルコン:アン・ソニー・マッキー
マリア・ヒル:コビー・スマルダース
ブロック・ラムロウ:フランク・グリロ
シャロン/エージェント13:エミリー・バンキャンプ
ペギー・カーター:ヘイリー・アトウェル
アレクサンダー・ピアース:ロバート・レッドフォード
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン
ゾラトビー・ジョーンズ
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映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』予告編