映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「若おかみは小学生」(2018)さらに時間を経ながら、おっこは癒されていくでしょう。

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大人も見るべき「若おかみは小学生!」というフレーズに誘われ、Eテレで観ました。

交通事故で両親を亡くした小学6年生の女の子が、祖母の温泉旅館でユーレイや友人に助けられ、次々とやってくる客をもてなすなかで、土地に癒され、心が再生されていくという話。

父母は自分の中に生きている。しっかり生きるためには人との繋がりが大切。礼儀作法や躾、自分を作ってくれた父母や先祖の想いを大切にしながら、時に父母を思い出し、しっかり泣いて、“自分は女将だ”とお客様に尽くすことで、父母を失った悲しみを乗り越えていく姿に涙しました。が、大人にならなければ分からないシーンだと思いました!

作画が圧巻でした!!

原作は令丈ヒロ子さんの人気児童文学シリーズ「若おかみは小学生!」。未読です。
監督は「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」などの作画監督として知られる高坂希太郎さん。
脚本は「映画 聲の形」「リズと青い鳥」「きみと、波にのれたら」の吉田玲子さん。このコンビで、感動しない作品なんぞ考えられません!何故見落としたか?と反省しています。

声優は小林星蘭水樹奈々松田颯水薬丸裕英鈴木杏樹ホラン千秋・設楽統・山寺宏一遠藤璃菜小桜エツコさんらです。


【公式】『若おかみは小学生!』9.21(金)公開/本予告

あらすじ:
訪れる人を誰でも受け入れるという花の湯温泉の守り神に奉納する神楽を見ての帰り、突然隣車線から飛び込んできたトラック事故で父母を亡くした関織子(おっこ)。事故映像にびっくりだった!

訪れる人は誰でも受け入れ、喜んでもらうために何をすべきかと考え、人として育つというのが本作のテーマです。

おっこはお婆ちゃん・峰子の経営する温泉旅館・春の屋で暮らすことになりました。
やってくると部屋に子供のころお婆ちゃんに憧れていたというユウレイのウリ坊に出会った。ウリ坊の勧めで「女将になりたい」と口にしたことで、お婆ちゃんが大喜び。おっこは小学生の女将さんになったというわけ。

早速女将に必要な挨拶の仕方、畳の歩き方など礼儀作法のお勉強です。「しっかり相手の目を見てお辞儀」など礼儀作法を学んだらいい。部屋やお風呂の清掃などもしっかりできるようになりました。

お婆ちゃんが出してくれたプリンの味で父母を思い出します。食べ物が人を繋ぐ。料理が大きな伏線になっています!

そこに春の屋の守り神・鈴鬼がユーレイとして現れ、おっこを助けることになりました。

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登校して、転校生として挨拶。ところが花の湯温泉で一番大きな旅館の娘・秋野真月に“小さな旅館の子”と嫌味を言われ、おっこは真月の派手なふりふり衣装にケチをつけて口喧嘩。(笑) しかしクラスの女の子たちに「凄い!」と人気者になった。(笑)転校生はこうでなければだめです!

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〇最初のお客さんは作家とその息子さんだった。

学校からの帰り道、気分が悪くなって苦しむ少年とその父親に出会った。自分では言い出せなかったが、ウリ坊に押され、ふたりを春の屋に連れてきた。
亡くなった母親の墓参りの帰りで息子さんが熱を出したという。少年が「こんな小さな旅館は嫌だ」と言い出す。おっこが「私は両親がいないで、おもてなししているのに!」と抗議、お婆ちゃんから「お客はお客!誰でも受け入れるのよ!」と厳重注意された。

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夕食後、少年がケイキを食べたいというので、おっこは街に買いに出たが、どの店も閉まっていた。おっこは“自分で作る”と決めた。
お母さんに作ってもらったプリンを思い出し、春の屋の露天風呂をヒントに“温泉プリン”を心を込めてつくった。喜んで食べてもらったことで奉仕することの喜びを知った!お母さんの台所でのお手伝いが大切。料理上手は大きな武器になります。

この父親は小説家の神田幸水だった、春の屋を褒めて雑誌に春の屋を紹介してくれ、お客が押し寄せるようになりました。こうして人の繋がりが広がっていきます。

川に鯉のぼりが泳ぐ季節がやってきました。ウリ坊とふたりで鯉のぼりに乗って空を飛んでいる空想をしていると、そこに真月の亡くなった姉・みよちゃんがユーレイとなって現れ、おっこを助けてくれることになりました。真月との仲違いを心配してのことでした。

〇水嶺さんとの出会い。

おっこが部屋に入るとびっくり!水嶺さんが占の最中でした。大きな水晶玉で占う姿は異様でおっこは驚きました。

学校で真月に占師にどんなメニューがいいかな?と問うと、あんたバカ女将だからと「医療道源知っている?」と謎を掛けられた。(笑)おっこはこの言葉の意味を聞いて、真月は凄い子だ、秋好旅館は彼女でもってると思った。

ウリ坊が「学校の成績だけが人生ではない」と教えてくれた。(笑)

帰ると、水嶺さんが露天風呂に入っていた。冷たいワインを持って行くと喜んで飲んでくれ、着物が着たいという。おっこは着付けを手伝った。この様子が水晶玉に映り出されます。被写体と真逆で動くから凄い!驚きの映像でした。

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水嶺さんが気晴らしにとおっこをショッピングモールに誘った。おっこはウリ坊らユーレイたちも連れて行くことにした。車で走っていると突然気分が悪くなり車を停めてもらい、車酔いしたのではなく父母を亡くした事故のことを思い出したからだと話ました。水嶺さんが「帰る?」と聞くと、ユーレイたちに後押しされて「買い物したい!」と叫んだ。

ふたりは沢山の素敵な衣装を試着し、その一着をおっこにプレゼントしてくれた。実は水嶺さんは占いで最高の人と出た男性に恋をしたが振られて温泉にきていたのでした。(笑) 

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癒しにこんな気晴らしが必要ということ。

こうしておっこの悲しみの気持ちは次第に癒され、母が踊りたかったという神楽に挑戦です。しかしうまく踊れない。相棒の真月が怒って辞めたらという。それでも辞めなかった!母への想いだから。母に守られていました。

〇あの事故を起こしたトラックの運転手一家のもてなし。

おっこはこのことを知らず、笑顔で迎え最高のおもてなしをしようと務めていました。ところは父親(木瀬文太)が料理の味が薄いとクレームを付けた。

おっこは秋好旅館を訪ね、真月に頭を下げて料理の極秘を聞いた。よい関係ではないがおもてなしのためには、こんなことに拘ってはいられない。こうして裁縫の料理を食べてもらった。しかし、お婆ちゃんは気が気ではない!

父親が車の事故で腎臓を無くしたことを話し始め、その事故が父母の命を奪った事故であることが分かった!

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おっこはユーレイたちにお願いして一緒に泣いて、泣いた!

お婆ちゃんの配慮で家族は秋好旅館に移ることになったが、おっこは「ここに居てください。私が女将ですから」と声を掛けて泊まっていただくようにしました。悲しみを乗り越え、本物の女将になりました!

神楽の舞も大成功でした

感想:
こんな難しい物語をよくぞ90分にまとめましたね。神楽、両親の写真、料理、などの伏線も見事に繋がり、笑いあり、涙ありの物語。子供さんにも大人にも楽しめるという脚本がすばらしかったです。

事故を引き起こした運転手に出会い、このことを忘れたように振舞うことはとても難しいことです。
お婆ちゃんは事故処理に携わっていたでしょうから辛い立場にあったと思います。このお婆ちゃんの想いに、そして健気に女将を勤めるというおっこに泣きました!さらに時間を経ながら、おっこは癒されていくのだろうと思います。

このシーンの説明はむつかしいでしょう!

声優さんたちの声の演技もすばらしかったです。
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声優さんたち:
関織子(おっこ)小林星蘭
秋野真月:水樹奈々
立売誠(ウリ坊)松田颯水
関正次:薬丸裕英
関咲子:鈴木杏樹
グローリー・水領:ホラン千秋
神田幸水:設楽統
木瀬文太:山寺宏一
秋野美陽(みよちゃん):遠藤璃菜
鈴鬼:小桜エツコ
関峰子:一龍斎春