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「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」(2021)ガン監督がやりたいほうだい!だから面白い!すべてが大義に繋がってるから許せる!

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督作品。監督の身上にいろいろなことがあってWBで撮った作品。「何かが起こるぞ、今週はこれ!」と期待していました。😊この猛暑、コロナ禍の憂さを吹っ飛ばすほどに笑った!

DCコミックスの人気ヴィランたちで結成されたアンチヒーロー・チーム“スーサイド・スクワッド”の活躍を描くアクション・アドベンチャー大作。

ハーレイ・クインやブラッドスポート、キング・シャークをはじめとする15人の極悪受刑者たちが、失敗したら殺すぞと首に爆弾を注入し、10年の減刑と引き換えに、世界最大の危機「南洋島國の秘密施設を破壊せよ」というミッションを、ユーモアとハードなバイオレンスで描くというもの。

監督・脚本ジェームズ・ガン撮影:ヘンリー・ブラハム、編集:フレッド・ラスキン、クリスチャン・ワグナ、音楽:ジョン・マーフィーと、とても豪華。

出演者マーゴット・ロビーイドリス・エルバヴィオラ・デイヴィスジョン・シナ、デヴィッド・ダストマルチャン、ダニエラ・メルキオール、シルヴェスター・スタローンタイカ・ワイティティらと、これも豪華!

上陸作戦から、ゲリラとの接触、決戦に至る真っ当な戦争シナリオ。しかし、実行部隊が酷悪犯人で、その行動は予測不能。最終戦はとんでもない戦だった!そして彼らはどう戦って世界の平和に貢献したかという“分かりやすい”結末が良い。

シルヴェスター・スタローンが何役を演じているか?“スターロ”という最終戦い出てくる怪獣です。“この名前”、もう笑うしかないという度外れの笑いが一杯、首や胴体が吹っ飛んでグロイ、下ネタ一杯、仕掛け一杯の驚き展開。「こいつらバカか!」というシーンが一杯ですが、そうはならない。今の世界で失ってはならない正義に繋がっているからです。監督の最高傑作ではないでしょうか!

あらすじ(ねたばれ):

ベル・レーヴ刑務所。所長のジュン・エコノモスによって独房で退屈している極悪犯サバント(マイケル・ルーカー)が引き出され、シャベリン(フルーラ・ボルク)、T・D・K(ネイサン・フィリオン)、ブラックガード(ピートイ・デイヴィッドソン)、モルガンら10名が引き出され、首に爆弾を埋められて、ある特殊任務のためにオスプレー機で中米の島國コルト・マルテーゼに送られた。このなかに注目のハーレイ・クイン、(マーゴット・ロビー)「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のアライグマ・ロケット似のヴィーゼル(ショーン・ガン)が居た。

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作戦本部長はアマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)。島近くで海上降下を命じた。この降下でヴィーゼルが溺死?重要なキャラクターがもう死?

上陸した面子は敵の照明弾に挑発されて突撃敢行。T・D・Kは自分の腕を切り離して敵と対戦、シャベリンは槍を振り回し、それぞれが突進した。サパントの頭が丸く切り取られて吹っ飛ぶという、アッという間に全滅?なんとも奇妙な戦いだった。(笑)

作戦本部では「成功!」と賭けの決済を行っていた。(笑)しかし、映画では常に上手くいくのだが実戦はこうとリアルに拘った作品のようです。(笑)

3日前に遡って本編が始まる。そうきたかという感じ。(笑)

ブラッドスポート(イドリス・エルバ)が隊長に選定され、任務は南米コルト・マルテーデ島のヨトゥンヘイム秘密研究所の破壊。ピースメーカー(ジョン・シナ)、ポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン)、ラットキャッチャー2(ダニエラ・メルシオール)、キング・シャーク(ピーター・カパルディ)の5人を指揮して海上から“チンポバナナ”に上陸。(笑)、

敵の照明弾には惑わされず順調に島内部に進攻。メンバーのシャークは名のとおり鮫似で人を見ると食べたがる。(笑)ラットキャッチャー2はネズミと仲良し。夜も落ち落ち寝ていられない。(笑)

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先発のメンバーのなかでリック・フラック大佐(ジョエル・キナマン)の所在がわかり、救出に走る。襲ってくるゲリラ兵を片っ端からシャークが喰った!重機関銃弾、矢が飛び、ネズミを操りゲリラを圧倒して隠れ屋に着いた。(笑)なんとフラッグはゲリラ隊長のソル・ソリアと一緒に酒を飲んでいた。(笑)ソルは大のアメリカ嫌い。

ソルは「家族をルナ大統領に殺され、徹底的に戦う。ヨトゥンヘイムに行ってシンカー(博士)を捕えて欲しい」という。

シンカーは“スターフィッシュ計画”を30年もやっている。触手生物の研究家らしい。部下を殺され、政府とはうまくいっていない。ルナ大統領はクーデターで政権を握り、ソルの部族を弾圧しヨトゥンヘイムの要塞に閉じ込めていた。大のハーレイのフアンだった。(笑)。

ハーレイは捕虜となり獄中で生きていた。よかった!(笑)突然ルナ大統領から呼び出しを受け、大統領宮殿へ。マーゴット・ロビーのこの出で立ちを見ているだけで笑えます。(笑)

大統領に「アメリカ嫌いのヒーローだ!」と気に入られ、なんと史上最低のベッドインになるとは!大統領を殺してしまった。(笑)憲兵に追われ、ハーレイは捕らえられて監獄、「裏に誰かがいる」と激しい拷問を受ける。政権は側近のマテオ・スアレス将軍が引き継いだ。過去にアメリカがやった中南米政策に酷似しているとことがみそ!😊

ブラッドスポートらはヨトゥンヘイムへ向かい前進。途中で政府軍に襲われるソルの仲間・ミルトンを救ったことで彼から物資補給を受け、ライトバンで急ぐ。

そこへ作戦本部長ヴィラからシンカーを使えと指令が入った。

バーでシンカーと落ち合うことにした。2時間後だというからフラッグが飲み始め、皆飲んで踊っていた。ここでの音楽がいい!シンカーがやってきたが、政府軍も一緒に。ラットキャッチャーにシンカーを連れて逃げろ!と指示し、大暴れして捕まり警護車に。ここでもネズミが大活躍!(笑) 警護車の中で、頃合いを見て脱出。カーアクションも見どころ!

奪った護送車でヨトゥンヘイムへ行こうと思ったが、その前にハーレイの救出と決まった。

憲兵に捕まっていたハーレイ。「何人で入ってきた?」に「69人よ!」(笑)。激しい尋問に耐え(振りをして)、スァレスが去ったのを確認して監視兵の首を股締めで落し(笑)、鍵奪って手錠を開け、押し寄せえる警備兵を蹴散らかして脱出。マーゴットのアクションがいい。(笑)

街でフラッグがハーレイに出会った。「何やってるの?」とハーレイ。「あんたの救出だよ」とフラッグ大佐。(笑)

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 護送車でうまくヨトゥンヘイムの検問を通過。豪雨の中、警備員に気付かれず要塞塔に入った。

フラッグとピース、ラットキャッチャーはシンカーの案内で研究施設を視察、そこは人体実験所だった。アメリカが宇宙で捕まえたヒトデを、この国と同盟を結び、研究依頼していたものだった。巨大ヒトデは成長して大量の小さなヒトデを放出する、それは兵器になるか。シンカーはヒトデを密かに飼育し、噛まれたときのワクチンを研究していた。

フラッグ大佐は「公開すべきである」と実験データーディスクを取り上げたが、ピースは「命令に違反する」と反対し、自分の信念を曲げないで、大義の違いでふたりが激しく戦う!この格闘をラットキャッチャーが見ていた。塔の揺れでピースのヘルメットが取れ、このヘルメットに写る映像でこの格闘が描かれます!フラッグ大佐の鉄拳がピースの心臓に達した映像が出てくる。(笑)もう、ガン監督が遊びまくっています。😊

建物が揺れ、巨大ヒトデノの触覚でシンカーが連れ去られた。決闘はピースの勝利、フラッグは身動きしない。フラッグが手放したディスクをラットキャッチャーが掴んで逃げ出す。ピースがこれを追う・・・。

8分前に戻る。(笑)

ブラッドスポーツとハーレイは政府軍に追われ塔の屋上にいた。シャークは水槽で飼育されている小さなヒトデを見ていた。“ご挨拶に”とヒトデが集まってシャークの体型を作る。(笑)

突然仕掛けられた爆薬の発破で、大きな振動が起こった。ブラッドスポーツは下の階に落下、これを繰り返してピースとラットキャッチャーのいる階に落ちてきた。ピースとブラッドスポーツの拳銃対決。ブラッドスポーツの口径が小さくてピースの弾丸を突き抜けて当たった。(笑)そしてディスクを受け取った!チームとしてナイスな解決法でした。これが書きたかった!😊

水槽が割れ、シャークが大量の水に押し流され、小さなクラゲに取りつかれてもがいた。

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塔が崩壊し中心に大きな目を持つ巨大ヒトデ・スターロ(シルベスタ・スタローン)が現れた。ここからが怪獣映画です。(笑)

 政府軍が射撃するとスターロの傷口から大量のヒトデが飛び出て兵士の顔にくっ付く。市民にもくっ付く。スァレス将軍が倒れ、ソルは「今から市民の国、国軍は降伏せよ」と叫んだ。が、おかしい。市民はゾンビ化するが、兵士には影響が出ていない。

作戦本部に報告するとヴィラーから「もう同盟国でない」と返事はきた。ブラッドスポーツは「そういうことか」と現場を離れようとすると「離れるな!」と命令してきた。ヴィラーの従妹のクロ・クロウリーが「市民が死んでいる」とゴルフクラブでヴィラーの腰を叩いたからだった。(笑)

スクワッドの面子が、それぞれの技で暴れまくりスターロに果敢に挑み倒した!決め手は街を埋め尽くすほどのネズミたちの活躍だった。(笑)戦いの映像が凄い!

彼らは市民のために自由を取り戻し、世界をスターロの脅威から救った。任務以上の戦い振りだった。😊これが大切、任務の裏を読め!

ネズミを育てたラットキャッチャーは喜んでくれている父(タイカ・ワイティティを思い出していた。贅沢なキャステイングです。(笑) 

エンデイングのあと、あのヴィーゼルが海から上げってくる。生きていたんですね。(笑)

感想:

予告編がよくできていて映画の雰囲気がよく出ています。壮大で映像が美しい作品になっています。

ヒーロー15人を見るのがきつい!と思ったら、あという間にいなくなる。(笑)ヴィーゼルはずっといなくて最後にちょっと顔を出した。 (笑)

どのキャラクラーもよく立っていて、見せ場がありました。お気に入りはラットキャッチャー役のダニエラ・メルシオール。ポルトガル出身で長編作品への初出演、でも見事な演技でした。

最後に次作への布石がありました。楽しみにしたいと思います。

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