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「ツバキ文具店#5」(ドラマ10)

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第五話「母へ贈る文字」
ツバキ文具店の周囲に、怪しい外国人青年(アレックス・JD)が。鳩子のことを尋ね回っているらしい。鳩子のことを心配する面々だが、そんな中、男爵がめったに見ないほどの美人を連れてくる。
花蓮と名乗るその女性(芦名星)は客室乗務員。依頼は、義母への誕生日カードの代筆だった。鳩子は快く引き受けたものの、どうやら花蓮と義母の知里阿知波悟美)はうまくいっていないらしい。
欠点の見当たらない花蓮には、文字に関する意外な悩みがあるのだった。実母とは早く別れており、義母との絆を大切にしたいという花蓮。鳩子も、幼い頃自分を捨てて出ていってしまった母を思う。一方で、守景親子にも暗い影があることに気づき...


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花蓮さんの義母への誕生日カード代筆依頼は、自分の書く文字は “汚文字”だから書けば叱られるというのが依頼理由でした。代筆で終わる問題でなく嫁姑問題の解決につながる代筆だったんですね。
花蓮さんがお義母さんを尊敬していること知り、鳩子自身、自分の母との関係を思い出し、自分の母に当てる気持ちで書き始めます。
ボールペンを取り出し、慎重に吟味すべきは花蓮さんの字と、母親がいなくて努力している人という花蓮さんにしか書けない字を一字ごとしっかり気持ちを込めて書きます。「字は心」なんですね!。
「おかあさん、お誕生日おめでとうございます。お誕生日のお祝いにバラとお皿を贈らせていただきます。私はおかあさんの美味しい手料理が大好きです。初めて肉じゃがを戴いたときのこと忘れられません。おふくろの味を知らない私ですが、おかあさんの手料理を戴くとほっとします。お父さんと仲の良いお姿が私たち夫婦の理想ですいつまでもお元気でいてください」。
この誕生日カードは花蓮さんのお義母の気持ちを解きほぐしました。花蓮さんが鳩子に依頼した気持ちがうれしいと涙でした。心のこもった字で感謝の心が伝わるように書いてあったことです。

嫁姑の問題が男爵の味わい深いことばで語られ、納得でした。花蓮さんはうつくしい国際線の客室乗務員。芦名星さんには久しぶりにお目にかかりましたがとても魅力的。こんなお嫁さんではお義母さん嫉妬しますね。男爵いわく、「姑は嫁がだめなら腹がたつ、完成品だったらそれでも腹がたつ。嫁は姑に甘えて、叱られ、一緒に飯食って、一緒にいるのが家族。関係修復は不可能。しかし昔姑は嫁だった、嫁の気持ちがわかるのは姑だ」まさに至言です。(#^.^#) 今回の和解、義母知里さんが嫁であったころのことを思い出してくれたんですね。すばらしいお義母さんになりました。
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鳩子はバーバラさんから結婚をどう考えているかと聞かれ「会いたくもない、わずらわしい」と言っていましたが「本心を隠していいのは恋のときだけ。本心を隠くしていると心が枯れる」と言われ、バーバラさんの言葉にはいつもはっとさせられ、「バーバラさんは全て見通している、わたしは母に拘っている」と自分の気持ちに気付いていました。
花蓮さんの話を聞いて「他人ごとではない」と母を想う気持ちに大きく動かされました。赤ちゃんの頃の自分の髪でつくった母の筆を見ていて祖母に叱られたはなし、母と祖母の間に戦い(嫁姑)があったのでしょうか。鳩子の髪で作った筆できれいな字を書こうとしたお母さんの気持ちを思うと涙がでます。はやく気付け鳩子!!

花蓮さんの手紙を書いて、「この手紙で救われた。母のことで少し前に向けた」と言い「いつか会いたいですお母さんに」とバーバラさんに寄りかかる鳩子。お母さんに会えるといいですね!

白川さん、お母さんの認知症の徘徊でひとりでここまで面倒みるのは大変でしょうが、白川さんのやさしい気持ちがこうしているのでしょう。でも限界のようです!
怪しい外国人青年が。鳩子のことを尋ね回っているらしい。これお母さんに関係あるんでしょうかね?

汚い字などない、心のこもった字を書けばいいんです!とても良いお話しでした。
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