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「バッドガイズ」(2022)人を見てくれで判断するな!悪人でも大儀を忘れるな! 友は5人が最高だ!

ボス・ベイビーファミリー・ミッション」」「SING/シング:ネクストステージ」を超える全米2週連続No1の大ヒット作、「アニメ史上最強の怪盗ドリームチーム、参上!!」だということで、気楽に観てやろうと参戦です。(笑)

連休最後の日でしたが、劇場はゆったりしていました。(笑)

原作:アメリカの児童文学の第一人者と称されるアーロン・ブレイビーのコミック。監督:ピエール・ペリフェル、本作が長編映画監督デビュー作。脚本:イータン・コーエン、音楽:ダニエル・ペンバートン、編集:ジョン・ウエンゾン。

声優(吹替)尾上松也(ウルフ)、安田顕(スネーク)、河合郁人(ピラニア)、シャーク(長田庄平)、タランチュラ(ファーストサマーウイカ)、ティファニー高橋真麻)、ダイアン(甲斐田裕子)、マーマレード山口勝平)、署長(斎藤貴実子)、他。


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あらすじ(ねたばれあり)

メンバーは、“天才的スリ”にしてリーダーのウルフ、“金庫破り”のスネーク、“変装の達人”シャーク、“肉体派”ピラニア、そして“天才ハッカー”タランチュラ。

ダイナーで銀行押し入り前のひと時を過ごすウルフとスネーク。今日が誕生日のスネークが「うれしくない、この様では誰も本当に祝ってくれない!」とぼやくところから物語がはじまる。テーマは「見てくれ!」

PM4時に銀行に押し入って金を盗み、仲間を収容しながら、追跡してくるお廻りに金を撒いて翻弄しながらアジトに逃げ帰ってスネークの誕生祝い。アジトには盗んだ宝物が山と積んである。こいつらは何のために強盗になった

TVにダイアン知事が現れ「バッドガイズは二流の盗人集団」と貶し、「美術館で今年のよき隣人を表彰し、トロフィー“黄金のイルカ“を贈呈する」と発表した。

ウルフはこれを盗むことにした。やり方は3重のセキュルティーを破って舞台の裏側に侵入して、“黄金のイルカ”を盗むというもの。細部計画はオーシャンズシリーズ11?の通りというものだった。そっくりだった!(笑)

作戦は成功してシャークのスカートの中に隠したが、受賞者マーマレード教授の「いいことをすると気分がよく、人に愛されます」という受賞者スピーチに、ウルフは直前に老婦人に手を貸して感謝され気分が良かったことを思い出して、しっぽが動いた。これで盗みがバレた。(笑)

ところがマーマレード教授の「善人になる訓練をして、授賞式をやり直そう」と言う提案に、ウルフは「訓練を受け、善人になったふりして、黄金のイルカを盗む」とこの案に乗った。知事のダイアンも賛成した。

バッドガイズのメンバーがマーマレード教授の訓練を受けたが上手くできない。最後にウルフが“木に登ったネコを救出する」というプログラムに挑むことになった。ダイアン知事が「へたくそだ!本当の悪だ!」言うので「あんたは善人だから出来る」と返すと、知事が指輪を見せた。この人は昔名の知れた大泥棒だった。(笑)

これで「俺にもできる」とウルフが挑戦、ネコ救出は上手くいった。この様子を教授が映像にしてネット発信し、大評判になった。このシーンは少し眠かった。(笑)

ヌネークが「ウルフはあっちにいってしまうのか」と懸念を持った。

やり直しの“よき隣人表彰式”。バッドガイズがグッドガイズとして登場すること、隕石が飾られたことで話題になり、シャークの歌のパフォーマンスも受け、莫大な寄付金が集まった。(笑)

“黄金のイルカ”を渡す際、一度照明を消をしてその隙に偽物にすり替えるという計画であったが、明るくなるとなんと“隕石”が消えていた。マーマレード教授の罠に嵌った。しかし、グッドカイズはやはりバッドガイズだと孤島の刑務所に送られることになった。ウルフはアジトの住所メモを知事ダイアンに渡した!

孤島の刑務所。「ウルフに嵌められた!」とスネークがウルフに挑みかかる!そこに謎の人物(ダイアン)が現れ、バッドガイズを救出した。しかし、スネークら3人は「ウルフは信用できない」と離れていった。

ウルフとダイアンがマーマレード教授の行動を調べると、隕石で電磁波?を発生してハムスターを操り現金輸送車を襲わせていた。

ウルフとダイアンはマーマレードの豪邸に乗り込んだ!が、ふたりは捕らえられ天井に吊るされ、鋸でひかれる。

アジトの帰ったスネークらは、そこに盗んだ宝物がなく、ウルフを恨んでいた。ところが冷蔵庫にアイスキャンデーが1本残っていた。見つけたスネークがシャークに譲った。これにタンチュラが「スネークにも善の気持ちがある。誰にでも善の気持ちはある。ウルフの気持ちが分かる」と言い出した。これを聞いたスネークはアジトから消え、あとの3人はウルフのところに駆けつけた。

ウルフとダイアンはシャークら3人に救助された。そこにスネークが駆け付けマーマレードと一緒にヘリで逃走した。

署長にマーマレードが犯人だと知らせ、バッドガイズ(―)とダイアンが車でマーマレードを追った。追っかけてくるハムスターの大群、逃走するヘリ。車は空へと飛んだ!

空中でヘリから放出されたスネークを捕まえ「善人になるか!」と詰問し(笑)、着地した。マーマレードは「隕石は取り戻した。返そうと思ったが、変わらん!悪党の返事だ!」と燃えるヘリと命を共にした。本物の隕石はスネークが屋敷に隠していて、爆破した。(笑)

やってきた署長にウルフは「悪党はやめた!やり直す」と伝え、メンバーは刑務所で1年を過ごし、娑婆に戻ってきた。そこにはダイアンとネコが待っていた。

感想

悪人だらけのこの物語、

バッドガイのメンバー、昔から言われてきた、異様な形態で、悪の代表です。これに反してハムスターのマーマレード、どう見ても善の人にみえます。しかしマーマレードはとんでもない悪党だった!ということで、「すごくわかりやすい、見かけで人を判断するな!」がテーマのドラマでした。

もうひとつのテーマは友情。ウルフとスネークのふたりだったらこの結末にはならなかった。5人がちょうどいい。観る側も助かります。(笑)

ストーリーはまぎれないルパン3世」のオマージュでしょう。大きな騙しがあって、とてもテンポがよく、ユーモアがあって楽しめました。しかし、「悪党はやめた!やり直す」この終わり方が面白くない。善の気持ちを持ちながら大義のための悪人であって欲しい!続編があったら絶対にこうなります! (笑)

疾走感が半端ない!冒頭の銀行強盗シーンやラストの空中戦シーンは見事でした。そしてぶっ飛んだカーアクションが見せ場でしたね!これに音楽がうまく合わさって、わくわく感が一杯でした。

声優さんの声はキャラクターによく合っていました。スネークの安田さんなんか顔が浮かぶようでした。(笑)

あらゆる犯罪映画や漫画からコンテンツを盗み、組み合わせて皆が喜ぶ面白い作品に仕上げる。これは大義に照らして罪にはならない(笑)この作品こそが、バッド・ガイズだった!(笑)

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