映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「僕のワンダフル・ライフ」(2017)何度でも生まれて“一緒に生きる”、それが犬の目的、泣けますね!

原題はA Dog's Purposeです。

 私の愚犬はhinaと申します。13歳雑種の雌犬です。ちょっと苦労した犬で、3年間野良をしていて、私のところにやってきました。というわけで躾が大変で、いまだにおしっこがうまくできないことがあります。

最近身体を崩し、万一のことも考えたりします

 hinaは幸せなのだろうか、何をするために生まれてきたのかとWOWOWで、この作品を観ることにしました。

本作、「2022年」犬映画のおすすめ人気ランキングno1作品です

マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「HACHI 約束の犬」などで知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督がW・ブルース・キャメロンのベストセラー小説を実写映画化し、飼い主の少年と再び巡り会うため生まれ変わりを繰り返す犬の奮闘を描いたドラマです。

 物語は

ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーは、自分の命を救ってくれた少年イーサンと固い絆で結ばれていく。やがて寿命を終えたベイリーは、愛するイーサンにまた会いたい一心で生まれ変わりを繰り返すようになるが、なかなかイーサンに遭遇できない。3度目でようやくイーサンに出会えたベイリーは、自身に与えられたある使命に気づくというもの。

主人公の犬ベイリーの声を担当するのは、ディズニーアニメ「アナと雪の女王」でオラフの声を演じたジョシュ・ギャッド

若き日のイーサン役には新人俳優K・J・アパ、成長したイーサンを「エデンより彼方に」のデニス・クエイド、イーサンの初恋相手ハンナを「トゥモローランド」のブリット・ロバートソン、大人になったハンナを「ツイン・ピークス」シリーズのペギー・リプトンがそれぞれ演じます。(以上映画COMから引用)


www.youtube.com

あらすじ:

3匹の中の一匹として生まれたベイリーは乳離れして、兄弟犬としっかり食べgて、転げ回って遊んでいるところを保健所の監視員に捕獲され、処分された。ベイリーは「何のために生まれたのか?」と疑問を持った

 2回目の誕生。

ベイリーは生まれてすぐに里親探しのゲージに入れられ展示されていたところを、犬売買人に連れ出され暑い車の中に放置されていた。暑さでぐったりしているところを幼いイーサンに助けだされ、イーサン家族とともに生活することになった。

イーサンと楽しく遊ぶ毎日。しっぽを追っかけてクルクル回り、甘え、ボールを追った。ある日、イーサンのお父さんが大切にしている記念金貨を飲み込んだ。これが原因で父親が上司を招いてもてなしする食事パーティーがめちゃめちゃになり、結果的にお父さんの出世の道は止だされ、酒に溺れ、離婚することになった。

しかし、イーサンは大切にしてくれ、ボール投げが上手かったせいか、高校ではフットボールクオーターバックを務めて人気の選手になっていった。そんなイーサンに恋人・ハンナができた。ハンナも優しくしてくれた。

こんなイーサンに友達のトッドが嫉妬して、ある夜イーサンの家に花火を仕掛けた。この花火が燃え上がり大火事となりイーサンは左脚を負傷し、父母を失って自暴自棄に陥り、フットーボール奨学金での大学進学、さらにハンナとの交際も無効になってしまった。

イーサンは家を出て農学校に入った。イーサンと遊べなくなり、次第に身体が動かなくなっていった。そんなある日、イーサンが家に戻ってきて、イーサンの腕の中でベイリーは亡くなった!イーサンには何もしてやれなかった思いで一杯だった。

 3回目の誕生

ベイリーはセパード犬として生まれ、警察犬エリーとして育てられ、カルロス刑事と一緒に沢山の人を助けてきた。

ある日、カルロス刑事と子供誘拐犯を追うことになった。犯人を高い橋梁の上で追い詰めたが、犯人が子供を河に投げ込んだので、ベイリーが飛び込み救助した。その後、カルロス刑事のところに戻ると刑事が犯人に追い詰められ拳銃を向けられていた。ベイリーが犯人に飛びつくと拳銃が発火した。ベイリーはカルロス刑事の腕の中で亡くなった。ベイリーは「人助けができた!」と犬生に悔いはなかった。

4回目の誕生。

ベイリーはコーギー種犬として生まれた。黒人の女子大生マヤに引き取られた。マヤはよく食べる子で、引き籠りがちだった。ベイリーは雌の大型犬ロキシーを好きになって追い回していて、飼い主のアルに出会った。これが縁でアルとのお付き合いが始まりふたりは結婚した。次々に子供ができた。が、ベイリーも大切にされ、最後はマヤの腕の中で亡くなった。

 第5回目の誕生

今度はセントバーナード犬として生まれ、ある人に飼われていたが虐待され、ある日、車で遠くに連れ出されてある牧場で捨てられた

その牧場に白い可愛い犬がいて、その犬を追いかけていて、ハンナに出会った。ハンナはもうおばちゃんだった。(笑)

ハンナがベイリーに似ていると、イーサンのところに連れていってくれた。イーサンは独身で人を避けて住んでいた。なかなか会おうとはしなかったが、ハンナの声でドアーを開けてくれた。イーサンに身体を洗ってもらって、一緒に住むことになった。

これが縁で、イーサンはハンナと結婚することになった。しかし、僕をベイリーだと認めてくれなかった。しかし、イーサンの投げるボールを追っていたとき、イーサンが「ベイリーではないか?」と気付いてくれた。僕は生きていてよかったと思った。

感想:

泣かせようとする作品ではありません!

物語がとてもシンプルベイリーは生まれ、自分のしっぽを追ってぐるぐる廻り、ボールを追って走り、人の顔を嘗めなめし、亡くなって、イーサンに会いたいとまた生まれてくる。これは泣きますね!

毎日毎日の犬の何気ない姿が丁寧に描かれ、それでいて楽しい。そして別れに泣かされます。犬を飼うとはこういうことかと分かります。

ベイリーを演じる犬がどの犬も名演技で感情があるみたいに見えます。

2回目のラスト、やっとイーサンに会えて彼の腕の中で亡くなるシーン、3回目に河に飛び込み人命救助後に亡くなるシーン、この孤独な刑事に何とか好きになってもらおうとおろおろするシーンに泣かされます。

5回目、イーhサンのところに戻り、ベイリーだと気付いてもらったベイリーは、「犬生を繰り返して学んだことは、もちろんたのしむこと、困っている人を捜し救うこと、好きな人を舐め、過去をいつまでの悲しまず、未来を憂いもしない、ただ今を生きる、“今を一緒に生きる”、それが犬の目的です」と言います。

私の愚犬Hinaは捨てられた、私に会いにきたベイリーかもしれない。「困っている人を捜し救うこと」はなかったが、私の怒りや不満をしっかり受け止めてくれましたから、これも達成したことにしていい。とすれば犬生を全うしたように思います。

私ともう一度出会うことは私の歳から無理です。というわけでしっかり可愛がってやりたい。今度生まれてくるときは「おしっこだけはできるように!」と祈ってやりたい。(笑)

              ****