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第14週「新春、恋心のゆくえ 」

第14週「新春、恋心のゆくえ 」
第14週視聴率:234
週間視聴率の下振れは、許容の範囲(241%)でしょう。恋の行方にハラハラよりも視聴率にハラハラしながら観ていました。
「新春、恋心のゆくえ 」、亀助とふゆ(雁助とうめ)の恋の話は、このドラマでは大事にされてきたテーマの一つ、お正月のテーマとしてありかなと思って観ていましたが、より大きなテーマである和歌山に移転した眉山家の生活に一片も触れることなく、違和感がありました。が、
日を追って、婚礼を前にふゆの揺れる心情や彼女に寄せる新次郎と喜助の優しさが繊細に描き出され、コミカルな演出、みごとなドタバタ演技で、最後は“きちっと“いい結果で終わり、明るく楽しいお正月ドラマでした。()
 
ドラマ後段、加野屋の年末年始の光景からはじまりました。大掃除。神棚は代々当主の仕事。さすが加野屋。餅つき、年越しそば、鏡餅干し柿、最後に皆で酒をのみ年越し。
新年の挨拶も千代ちゃんまでキチンとお辞儀して可愛いですね。日本の年末年始の光景が楽しめました。
 
ふゆの縁談に、あさも新次郎も、これでいいのかと喜助をけしかける。未練のある喜助、ふゆに「ほんとに嫁に行っていいにか」と聞くと「なんでうちに聞きはる、お義父さんのいうとおりに決めた、なんでそんなこと言いはる」という。「あんたのことを考えている”から聞いた・・」という喜助のどぎまぎした返し。三宅さん清原さんの感情の入った演技みごとでした。三宅さんの特訓の成果でしょうか?
ふゆの父親が婚約者をつれてやってきての挨拶で、相手に会ってみて、新次郎は、これでいいのかと喜助をせかす。
 
あさは、美和の店で五代に会っていると新次郎がやってきて、五代から商法会議所設置の立役者は新次郎だと聞き、びっくり。松蔵の件以来「お家をどう支えるか」と考えての行動でしょう。五代も新次郎の人望」を認めるほどの変わりようです。新次郎が、ぷらりと出歩くとなにかあるのではとやきもを妬くあさ。新次郎も五代と東京でなにかあったのではと、新年そうそうのヤキモチ合戦でした。()
 
よのさんふゆへの婚礼衣装の準備。「新次郎のお妾さんにと思ったこともあった」という話にふゆの心は・・・。
あさが、嫁ぎゆくふゆの気持ちを聞いてみると「憧れている女性は二人いて、はつとうめさん。うめさんのようになって、はつさんをお守りしたっかたができなかった」と言う。「いま想う人がいるのでは」と問うと、「その方には、うちより似合う人がいてるから」と恋心を見せる。ふゆと話してみて、あさはどきどきして身を焦がす恋の体験があったかと・・
 
遂に、喜助ふゆの想い人は新次郎だと判断して、最後の思い出にどこかに連れていってもらいたいと願いでる。新次郎、ふゆを連れ出し、タンゴのメロデイに乗って、散歩にお茶。帰ろうとすると、ふゆは「加野屋での思い出もうちょっとだけ一緒に居て欲しい」言い、ふゆの告白。
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新次郎の粋な計らい、ふゆの勇気のいる告白、新次郎のふゆに贈る「そんなことしたら傷つく、うちなんかということやめなさい、自分に誇りをもて」という優しさの溢れた言葉。新次郎に嫌われたふゆを「よかったな、気持ちに耐えられてよかった。よう勇気だしたな」とそっと赤い襟巻を掛ける喜助、雪が降ってきて、あのメロデイー、泣けました。
 
ふゆの父と婚約者がやってきて、ふゆを傷ものにしたという無作法に、加野屋のみなさん騒動。父親がふゆを殴るのを傍観する婚約者に、喜助の「惚れた女を守れ」と怒りをぶつけ、大暴れ。これでふゆの気持ちが喜助に向かうことに。清原さん年齢に似合わない演技によく頑張りました。どたばただけど、皆さんの名演技に、涙と大笑い。
 
ふゆはきれいなお嫁さんになりましたね。イメージ 2
うめさんふゆを送り出すことばの端々に、その涙眼に人を想う心が見えて。雁助が九州から帰って来て、言葉がでないほどにうれしそうで。喜助夫婦の門出の祝にそっと席を外しましたが、これから幸せを掴んで欲しい。
喜助とふゆは九州の炭鉱で働くことに。
 
雁助は、両替屋はぼつぼつ炭坑とは扱う金の桁が違う。でも、銀行には反対と言う。・・・・・
許嫁のさきがやってきて、よのさんはうちに似ているといい、栄三郎も結婚です。
 
映像がうつくしく、新年にふさわしい恋バナでした。