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第20週「今、話したい事」

第20週「今、話したいこと」
第20週視聴率:23.3%
女子大学校設立のため、あさが奔走するさまが描かれ、あさ:波瑠さんの演技をじっくり観る一週間でした。主役がドラマの中でしっかり育っている演技をみるのも朝ドラの楽しみで、波瑠さんの演技、すばらしかったです。この視聴率ではちょっと不満が残ります。
成澤のあさ説得、あさの大隈重信説得を通じて女子教育の大切さ、意義がしっかり描かれ、いまの時代にも通じることでもあり、とても興味深く見ました。ドラマでこのようなシーンを設けることができるのは、ヒットしてる朝ドラだからではと・・。
あさの女子教育に対する想い、そしてあさと千代の確執からの親子喧嘩、これまでの長い時を経ての伏線の回収で、説得力があり胸を打ち、すばらしい脚本だと思います。
あさが凶刃に倒れたことにショックでしたが、彼女に寄せる新次郎、千代、そして大隈重信の言葉に日本中が涙したでしょう。来週は、あさとはつの出会いが期待でき、どんな話がかわされるかと楽しみです。

物語は、
あさは成澤の論文を読んでみて、女子教育の必要性、目標と具体的であり理想はすばらしいく、あんたには出来んと言うてしもうたことへの反省で、毎日彼を探すが見つからず、相談役の新次郎に探しておいてと九州の炭鉱に発つ。
新次郎は、あさが夢中で本読んだ時代を想い出し、学びたいことが学べるのはいいことだ、わてもこの本読みましょうと協力を約束。

炭坑から帰ると、新次郎の機転で探しだした成澤に会うことができ、早速あさの想いを伝える。あらためて成澤の意見を聞くと、理論はあっても実行性に欠けることが分る。彼の女子教育見識の高いことを褒め、お手伝いしたいと、女子大学設立の実現化を促す。それにはお金が一番、ざっと見積もって、30万円。現在のお金で15億円以上になる。融資で始めたらと促すが、融資には平十郎が反対。彼も借金をしたくない、経営者になるのは自分の本旨でなく教育者でいたいと言う。
彼は、米国とおなじように寄付によってやりたいといいうので、あさは自分のポケットマネーから寄付。他日訪ねてきた彼の身なりは、すばらしい紳士になって。これなら寄付運動も出来そう。
あさは、うちが味方だすと走り出す。あさの心には、大きな理想があり、千代と一緒に学んでみたいというすぐ動くあさの行動力、動き出したらもう止まらない。

まずは、有識者の理解を得ること、寄付金を集めることが大切と、成澤には教育の事だけ考え、はやく、趣旨書を書くようせかす。お金のことは私がやるとして、日本中の資産家に訴えるつもり
大阪中之島に活動拠点を作り、当たってみるものの理解が得られない。顧客の工藤に「女子の教育が日本を支える。御嬢さんのようにいい子が沢山できます」に「冗談じゃない。銀行が面白いゆうて、嫁にゆかん。人形でいてくれたほうがいい」と断られこの仕事は相当難しいと思い始め
「肝心要をおさめる」と大学を設立した大隈重信を訪ね、協力を依頼すると、「女子を軽んずる風潮があったが、賢母良妻に間違いない。今の制度で十分対応できる。女子大学を我が国に持ち込むのは早すぎる」と主張する。
「わてあほやと思った。ただの子供だった。女子と男子は学ぶことが違っている。男子と目指すところが違っている」から始まるあさの女子教育の必要性、向うところをとうとうと述べるあさの主張、この長セリフはすごい。

これに大隈は「社会に役立つ人をつくることが大切や。これは見事なプレゼンテーションだ、あんた、たいした女のひとやな」と言い、議会のおじさんたちに嫌気がしていたとも。
いつもの木曜日と違って、いつもは涙のでる感動のドラマだが、今回はあさの教育論をたっぷり聞くことになったが、今日でも通じる女子教育の問題でもあり、さらに政治との係わりを、あさの熱弁でみせてもらい。おもしろかった。
この長セリフ、波瑠さんはよく覚えましたね!! すっかりあさになった感じがでていて。やはり、民間が動かねば駄目ということ。
大隈の賛同で東京での協力者集めは順調に進んだ。大阪に帰って来ると、皆があつまっていて、「お姉さん、困ったことに」と栄三郎。
「女子の教育に係っていてはるんはいいが、それに金つぎ込んでるゆうて人が集まってきている。成澤は教育者としては立派だが、この銀行には金を預けていない。だから奥さんのやってることは道楽や」と平十郎。あさは「すいません」と謝り、しばらくは店に顔ださないということになる。

一方、京都の千代は、読書好きの田村宣が読んだあさの随筆によって、母が赤ん坊の自分のために炭鉱を疎かにしていたことを知り胸を詰まらせる。
大阪に連休で帰って来た千代が、「おとうちゃんが先のことをおかあちゃんと一緒に考えようて」とあさに話すことに、あさは気落ちしているときだけに「うちは思うようにさせてもろうた。すきなようにしたらよろしい」と答えたことから始まった親子に言い争い。
この言葉に、千代にはいろいろな母の思い出が浮かんできて、
「うちがいてへんほうがよかった、いろいろ学べて、心配せんで、うちおかあちゃんはいらん」。
「あんたが足纏いなど思うたことは一片もない、後悔したことはない。」
「わかってます、だから仕事をえらんだと」
「おかあちゃんがどんなに思いでいたか、そう思うなら、そう思えばいい」
「家あけて仕事したい言い訳や」・・・
あさの苦労を見てきただけに、千代にはわからんだろうが、あさの気持ちが伝わってきて涙です。
波留さんの感情がしっかり出た、気持ちを込めた芝居、大きな役者さんに育ちました昨日の芝居といい今日の芝居、凄い。小芝風花さんのお芝居もよかったです。イメージ 3
酔っぱらた萬屋がやってきて、騒ぐ新次郎と取っ組み合い。「男が手をあげることとわてのよめにあて外れの悪口いわれることや。」と言い、投げ飛ばす。
あさが「うちはもっと、千代と話がしたい」というなかで、萬屋に刺される。
イメージ 1倒れてみてのあさの偉さを知る終末でした
こんなに人に想われていたことに涙です。大阪中が、いや日本中が心配しました。そして、大隈重信の手紙「吾輩は政府に戻る、あなたの女子の大学校学校を国を挙げて協力したい。日本の国のため回復を祈っている」
母の大切さをしる千代。「千代の気持ち、おかあちゃんはいつも死なない人だと思うていた。おかあちゃん死んだらどうしよう」
新次郎の言葉「あさ、どこにいても、わてなあんたに惚れています。なんでも協力してあげる。だけど、わてより先に死ぬことは許やしません」。この言葉であさは還ってきました。
あらためて「人はいつか死ぬ。なにを残すかが大切。大きな思い出を残してあげることや」と思いました。
あさ、奇跡の帰還でした。
眉山家の関心事は、
村長さんがやって来て、東京で有田みかんが売り叩かれていると言う。惣兵衛「また、失敗どすか。東京の釣り場になって・・」と、そこに、藍之助の手紙が届きイメージ 2
はつの「藍之助だす」(本当にうれしそうな声)に惣兵衛も身体を乗り出して、村長さんの相談も吹っ飛んで、胸をなでおろすはつ。みかんのことより、藍之助のことのようです。
「お給金がでるようになり、銀行で働くことがどないにたのしいか」が書いてある藍之助の手紙、はつは嬉しそうです。はじめての給金で買ったもの、使ってくださいと手荒れによい「万金膏」。藍之助は本当にはつの子らしい。が、養之助には、せっちゃんというガールフレンドが出来て村の人気物とかここでもあおいさんのやわらかい演技に癒されます!!
「アサキトク」の電報に激しく動揺するはつ・・来週を楽しみにしています。
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