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第15週「大阪の大恩人」

第15週「大阪の大恩人」
第15週視聴率:23・3%
視聴率は先週とほぼ変わらずで、頭打ちというところかもしれません。物語が本筋に入ってこれだとちょっと心配です。
今週は、あさ夫婦の子育て、炭坑事業の拡大、そして五代の窮地を救う「北海道官有土地払い下げ事件の顛末」が描かれました。
特に、五代の窮地を救う商法会議での加野屋の3人の立ち回りがすばらしく、脚本の見事さ、ドラマの醍醐味とはこういうことだと強く感じました。
このドラマのよいところは、笑えたり、泣いたり、ほっこりできることで、最終日にあさが流す千代へ愛情には涙でした。まったく、ドラマに衰えはみられません。予告に映像がありましたが、はやく惣兵衛・はつが登場してほしいです。
 
栄三郎にさきが嫁に来て、彼は大きく成長しました。よのさんは普通の嫁さんがやっとやってきたと大喜び、あさはおくさん、さきが若おくさん、よのさんは大奥さんと呼ばれることになりましす。
 
千代ちゃんは大きくなって、あさは「なんで、なんで、うちのおかあちゃんは普通のおかあちゃんと違う」と問われ戸惑い、これには新次郎も自分にも責任があると悩みます。
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千代ちゃん、可愛い、ままごと遊びが大好き、きょうはおかあさん役で「そな行ってきます、今から私炭坑に行ってくるさかい」に、あさは悩みます。
男の子が新次郎さんの真似をして「わてな、心入れ替えましたで」 「そないお酒飲んで酔っぱらったときに 言ってもだぁれも信じません」 「なんで働かへんのだす」に新次郎も悩みます。
このことについて、よのさんが言う「夫婦にはそれぞれの形がある。お互いに、それでいいならそれでいい。」に落ち着くことになるのでしょう。
 
銀行設立が話題になり、雁助は「石がでなかったらどうするか」と激しくぶつかり、栄三郎も雁助の意見に賛同しましたが、「今日はわたしの負け、すいません、もっとよく考えておきます」と潔くこの問題は先送りします。
一方、新次郎と五代は、「晴花亭」で会食する仲となり、二人の関係は一歩すすんだようで、北海道の商売の話が話題になります。新次郎が五代からしっかり北海道の事情を聴いていることは後の大きな伏線になっていきます。
 
五代は、いまでは大阪一の恩人と言われるようになっていて、あさの銀行設立には、今の銀行は銀行でないとして時期尚早と反対。しかしいずれ両替はなくなる、いずれやらねばならぬとあさを励まします。また、あさを大阪いちの事実事業家と評価し、北海道開発参加を勧めるます。あさは、手伝うことを約束します。
いまでは、栄三郎もあさを「やわらかい人や。だから信用されるんや」と評価するように変わっており、加野屋をあげて五代を尊敬、よのさんなど「ありがたや、ありがたや」の感謝です。
 
待っていたはつからの手紙がありました。「藍之助10才、陽之介6才  学校に行っている。暮らしは楽ではないが、おかあさんも働いてくれて、“米一升を払う”ことができている。楽しゅう暮らしている、二人をつれて会いにゆきます。」
この短い文のなかに、はつの頑張りが見えて、苦しいなかで、どんな体験をしながら暮らして、子供が育っているのかと泣けてきます。この手紙のシーン程度で十分、はつには毎日手紙を書いてほしいです。()
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炭坑地に売り出しがでたという知らせが入り、栄三郎、雁助に買収したと相談するが「石が出なかったらどうする」と雁助が強く反対しましたが、最後には「炭坑は奥さんの始めた商い、どうぞ」ということで買収に九州にうめを伴って出発します。
 
新聞社から五代が政府高官と結託して北海道の土地を購入しているというニュースが伝えられ、あさは急ぎ帰阪。
あさは、大阪の商人たちは薩摩同志が手を組んだ事件として五代を批判し、私欲で政府と癒着し安く買ったと悪評になっていることを知ります。五代に会うことは出来ず美和に聞くと「五代はいま北海道にいて、どう開拓するかと考えている。事実とは大きく違っていて、新聞の力は大きく怖いことです」と言う。このあたり、面白いドラマ展開でした。
 
商法会議所で新次郎は、この問題で大阪商人が結託しているように見え、大阪商人まで敵とされると攻められますが、あさがこれに反論しますが、結局この事案、取り下げとなり、五代は大阪商人会の会頭を辞任すると言い出します。
 
あさは、炭坑地の土地買収についての栄三郎の問いに「証文を交わしてきました。あと報告ですいません」と買収したことを報告します。栄三郎は「雁助も分っている、姉を信じ、受け入れる、お姉さんが頼り、よろしく頼みます」とたいそうあっさりした同意でした。ここにきてのあさの活動を目の当たりにしの決定でしょうか。しかし、「これ以上の借金はこまる」と釘を刺しました。
 
大阪に戻った五代、皆に集まってもらって、私腹を肥やそうとしたことはほんとかの問いに、「言い訳しない、すべての責任は私にある」として会頭の座を去ることを発表します。
1400万円を39万円で買った理由を問われると、
イメージ 3あさは、「36分の1や、五代さんには世話になった・・」この啖呵すばらしい。波留さんが怒る演技がすばらしい。そこに、新次郎が、しっかり資料を抱えて登場、事件の経緯を説明。五代は、私欲ではなくなかなか進まない北海度の開発を進めるために買おうとしたことを理論整然と説明。さらに栄三郎の後押し、加野屋の後押しでこの問題は収まりました。「もう2度と世間は私を信じない」という五代に、あさは「負けてはあきまへん、へこたってはいけません」と五代自身があさに語った言葉を引用して遺留、手打ち。事業家としてのあさ:波留さんの演技がすばらしい。長いシーン、みなさんの演技、内容がすばらしい。
 
そして家に帰り、千代におかあちゃんの変わっている理由「商いが好きで好きでたまらんのだす。千代には分らんと思うが」と話すと、千代はわかったとにっこり。
 
事件から一年経っての七夕、七夕の飾りで千代の作った短冊は「ことしは、おかあちゃんといっしょににいっぱいあそべますように」と大きな文字を見て千代への愛おしさが込み上げて、泣くあさ。波瑠さん、うまくなりました。
 
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