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第21週「夢みる人」

第21週「夢みる人」
第21週視聴率:24.4%
あさが凶刃に倒れ入院、一命を止め、新次郎はじめ加野屋のみなさんの強い意見で静養することとなり、“あさ”にとって走り続け人生の中で、立ち止まって自分のことや周囲のことを見つめなおす貴重な時間となり、女子のイメージ 1大学教育の夢や娘千代としっかり向き合うさま、また、これを契機に新次郎、加野屋そして眉山家がすこしずつ変化していく様子が、沢山の懐かしい場面とともに描かれ、興味をもって観ることができました。五代人気、はつ・惣兵衛のあさ見舞いということで、高視聴率を期待しましたが、すこし話題が地味であったかなと、でも高い視聴率です。

今週のあおいさんの出演。あおいさんの加野屋に着いてあさの事件を聞き驚く顔、無事を確認し安堵した顔、病院で会った時の(なにしてたん心配させて)顔、そして穏やかにみかんの話しをする顔。いろいろな顔をみせてもらいましたが、いずれもよく感情の入ったすばらしい表情で、存在感がありました。

これからは、あさの女子大学校設立への運動に、父母との別れや千代や藍之助ら新しい世代の生きる姿が描かれるのでしょうか。早いものでもう残り5週間、しっかり見届けねばなりませんね。(*^_^*)
第21週物語は、
あさは、病床にあって夢の中で忙しそうな五代友厚保に、あさに会えたのは縁やという正吉に会って、そして昔のように笑わにゃいかんと「うさぎ、うさぎ」を唄いながら、夢からさめました。このドラマの何処かで観たようなシーンばかりで泣けました。イメージ 2
あさの意識がもどって皆さんの安堵の表情のなかに、いまだ千代の素直に母を労わる言葉を言い出せない表情、今回の事件原因があさの無鉄砲さにあると「わて、守ってやれへんかった」と後悔する新次郎の表情が印象に残ります。目覚めると、あさは「やりかけた仕事が一杯ある」と動こうとしますが、新次郎はじめ加野屋のみなさんの配慮で、しばらく病院で静養することになりました。
新次郎の心使いで、あさと千代は同じ狭いベットに一緒に寝ることになりました。千代の「狭い」、これを見る新次郎の目がやさしいです。「おかあちゃんの痛いところに当たったらいかん」という千代。あさとはいろんなところで突き当たりますが、気持ちはもうすっかりおかあちゃん想いの子になっています。
ベットをともにし、あさが千代に母の気持ちを伝えるシーン、
「ここに来たとき、旦那さんにほっとかれた。その頃いっぺん刺されると想うたことがあった。新撰組、土方さん返す金あらへんかったんだすな。それでへっぴり腰でも、お父ちゃんに褒めてもろうて。あんたが生まれてから、あんたの世話して過ごした。あのとき過ごした時間がうちの宝や。仕事が生甲斐だけどあんたが居てんほうがいいなんてどうして」「銀行炭坑しかいわんおかあちゃんや」「そらうち悪いな・・」とすっかり打ち解けてくる親子嫁に来て、新次郎と夫婦になって、千代が生まれたことに対する感謝のことば、すばらしい

千代は相変わらず減らず口ですが、それでも「絶対死ないと思っていたおかあちゃんが死ぬんだ」ということに気付き、さらにあさの寝物語であさの千代への気持ちがしっかり伝えられ、親子の絆を取り戻しました。千代を演じる小芝風花さんの演技はうまいですね。びっくりです!!
あさにとって、うめさんの母親のような苦言や優しさ、喜助が九州から駆け付けてくれたのは力強いです。やはり、あさの苦境にはこの人たちが必要です。

一方千代は、病院見舞いに来ている東柳という東大生がりんご斬る包丁を見て、あさが刺された現場を思い出し、花瓶を落していまいましたがこれが契機となり話をかわすようになりました。京都に戻る日、彼に週末には帰って来ることを伝えると、「東京に帰ってしまうので、運がよければもう一度会えるかもしれない」という彼にちょっと戸惑う千代です。これからの発展に注目です

はつと惣兵衛が加野屋にやってきて、よのさんから「あさ意識が戻っていることを聞いて安堵。藍之助と一緒に加野屋に泊まることになりました。はつと惣兵衛は藍之助と一緒に休むことになって。
惣兵衛の「あの妹やったらても焼いても死なん」「暴漢に刺されても死なん、よかった」「明日会うたら怒ったらな」とはつは安堵惣兵衛に抱擁され幸せそうに。こんな立派な部屋寝て、昔のこと思い出すはつと惣兵衛つい天王寺屋時代のことが思い出されて・・・。
イメージ 3 はつと惣兵衛は、銀行でしっかり働く助を見て、ともに大阪の町を歩き病院へはつの「あさ」(なにしてたん心配させて)に、「おねえちゃん」(ばつの悪そうな)あさ
萬屋警察に捕まったという知らせに、あさは、「萬屋さんが悪うならんように警察に・・」「私の責任や、もっと親身に聞いておいてあげたら。」と自分の想いだけで突っ走ることへの反省、人としての大きさをが身についてきたようです。
あさのはつに語る女子大学校開設の夢、
はつの「商いで成功して、なんでここで止まれんのか? そないなもん本当に必要なもんか」と問うなかでのあさの女子教育の考え方。
お姉ちゃんが良妻賢母というのも間違いない。家事、裁縫は家政学という立派な学問や。お家や、旦那に縛られたまま、女が一人ぼっちになってしまうこと。外の世界を知らん、何も係ることがなかったら、他の世界と切り離されてしまう。教育はそういうのが変えられる。お家に入っても周りの人と係り合いながらその居場所の大事な一人になりうるのです成澤さんも「女子も一人の人間や」いうてるだけだす。
お姉ちゃん生き方もうちの生き方にも一本筋がとおてる思うてる。女子の高等教育に反対しても、もう屈するわけにはいきません。あさの成長ぶりに笑みをもって見守る姉はつ、言われてみればその通りや。すべて自分の経験したこと。あさの目指す「女子の教育の必要性、意義」がはっきり見えてきました。
はつが和歌山に帰る日
はつのみかんの木のはなしをして、あさのこれまでの無謀な行いを戒めます。はつ「生きているあんたに会えてよかった。」と言って、みかんの木のはなしをしますみかんの木には、立派なのも、ほそいのもあるが、最初に折れるのは立派な木。立派な実をつけるけど、嵐には最初に折れる。細い木のほうがふらふらして嵐のあとも生きている。あんたがあまり立派になるのは心配。あんたの大事な人や、心配してくれる余計なたくさんの人のためにも無理したらあかん。にんまりと諭す“はつ”にはあさも敵いません。「まだまだ妹・・・」という感じ、あさもこれからは自重するようになるのでしょう。ここは、柔らかさのなかに信念の見えるあおいさんの演技だから伝えられるシーンだったように思われます。

栄三郎から喜助に大阪に戻ってほしいと伝えられます。役職は、役員秘書だということで、支店長でもと思っていた喜助はびっくりでしたが、これはあさを助けたやって欲しいという新次郎の口添えで決まったもの。あさの安全を願っての措置でした。
連日の見舞い客のあるなかで、生命保険の会社の話。死んだらお金が貰える話しが出ました。
大隈重信の妻綾子さんが、男は偉くなると態度を変えるが、私たちは女性は最後まで支えますと、沢山の著名人の奥様方の女子大学校設立開設を支持す署名を持ってやってきて、“あさ”を励ましました。
和歌山の眉山では、
はつは、父がよくないので東京に行くと言う。惣兵衛は養之助に「お前もいって来い。東京の市場見て来い」と。
養之助は二十歳になったら嫁をもらうと言い。はつは兵隊さんになるよりましだと喜んでいます。
惣兵衛「大阪に山王寺だす夢やめてくれんか、藍之助が言うてる。銀行にはのれん分けなどない」と菊さんの夢を諦めるよう促します菊さんは「学校になんでやったと思うか」と激しく拒絶しますが「なんのため大阪に行ったか。学んだんは山王寺のためではない、藍之助のためや。お祖母ちゃんには感謝しているて・・」と菊さんを説得します。
菊さんは「大阪に帰りたかった。よう私の夢、奪うてくれましたな」と恨みましたが、とうとう倒れてしまいました。はつの困った顔。菊さんは無念でしょうが、この夢を諦めることになりました。しかし、今の身なりを見てもわかるように、このプライドがあったからこそ、ここまで眉山家が立ち直ったことには、家族皆が感謝していることでしょう。きっとこのことをはつは菊さんに伝えるでしょう。
今週のはつ:あおいさんの活躍、その表情によくでていて、よかったですね。
あさに会うて「僥倖の極み」というおもしろい子田村亘がやってきて、あさのような気質で熱烈なあさのフアンのようで、あさの元で働くようになるのでしょう。
成澤先生もやってきて、あさは「まだまだ頑張ろう」と励まし、これから女子大学の開設に走りだすことになりそうです。
あさは正月も過ごし、春とともに退院。栄三郎に2子の誕生、千代に縁談話しもでているようです。
雁助さんからの手紙。これは驚きです。来週の展開が楽しみです。

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