映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

第24回「さよならだけが人生か?」

この一週間で直虎が見事な領主に育っていました。さきの数週間の停滞はこのためでしたか。視聴率を落としたのは残念ですが・・、戻って来て欲しいですね。柴咲さんの落ち着いた演技がいいですね!
今週の題目、唐代の詩人于武陵の詩「勧酒」に付した井伏鱒二氏の妙訳「サヨナラダケガ人生ダ」のもじり。とてもすばらしい出来でした。たけとの別れには泣かされました。しかし、ここで去ると決心したたけの気概、学びたいものです。篤姫の幾島との別れを思い出しました。役を終えることには寂しさもありますが新しく入ってくる人のために別れは必要、「老兵は去るのみ」です。耳の痛い人も多いのではないかと思います。() そして嫁ぐ桜と桔梗には精一杯の誠意を示しました。
しかしたけの代わりにやってきた梅がなんと梅沢さんとは、お化けでした!

直虎の成長。地勢学的見地から、今川の武田塩止めの影響を読んで経済拠点を気賀に置き、政治は政次を立て今川寄りとして庵原家、狩野家との婚姻関係を結ぶという万全の危機管理がすばらしい。残った娘高瀬をどこにやるかも楽しみです。これでは、徳川になるでしょうね!

井伊家当主として桜の婚姻に自らが出向いて相手を確認し、本人の幸せを願って定めるという愛情を見せました。徳姫と比較することで直虎の大きな愛情が感じられます。
政次には、桔梗の縁組先を任せ、今川目付としての立場を配慮する気使いを見せました。ふたりで碁盤を囲んでの語らいを見ているととてもよい関係が築かれたように思います。これだけの配慮があれば、万一の場合政次は直虎のために死ぬでしょう。(今川が滅ぶことは自明ですから)悲しい運命が見えているようで悲しい。
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信長と家康パートは海老蔵さんの登場もあり迫力がありました。
信長と家康、信長の厳しい働き掛けで竹千代と徳姫の縁組がまとまり、姻戚関係になりました。信長に対す家康の畏怖をみていると、家康は信長の意のままに動かされることになりますね。家康が乱世にあって“戦さが嫌い”というのは意外な感じですが、この信長の態度を見ると嫌になるのも然りです!()
こんな家康が瀬名の広い膝でくつろぎ愚痴をこぼすシーン、面白いですね。よく描けています。瀬名が、愚痴を全部聞いて慰め、後押しするところがまた面白く理想的な夫婦です。それだけにこの後のふたりの運命をどう描いてくれるかと通説に捉われない解釈を期待しています。
瀬名は、家康にとって大切な人と遇せられており、「井伊のことを気遣って欲しい」と懇願しています。家康の出方も気になります。
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龍雲丸が家臣にならなかったことを残念がる直虎。そこに政次がやってきて「残念でしたね」と声をかけると「何かと役にたつので来てくれれば助かったが仕方がない。あのものたちのようにひとりひとりが生きるすべを持っておれば好きなように生きていける」とこれまで以上に百姓たちの教育に取り組むのでした。
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○永禄10年(1567)、城主直虎は
直虎は氏真も認める「なかなかの働きのものらしい領主」になっていました。ある日、井伊の評定で「今川家は武田家に裏切られ、塩の売買を停止したが、裏では今川家と通じていない商人が武田家に塩を売っている」と瀬戸方久は言い出します。井伊の面々は「方久も売っているに違いない」と思っていました。()
これを聞いて直虎は「材木を売りだすのは今川が支配している駿河ではなく、気賀にする」と決断し「中村屋を通じて話をすすめるように」と方久に命じます。

○今川からの桜に縁組話
駿府から政次が帰ってきたので久しぶりに碁を打っていると「縁談の話がある」という。直虎は高瀬か?と思ったが「新野の桜だ」というのイメージ 8で少し安堵します。政次が「今川は国衆が離れないようにするために人質をとっている」という。直虎は、佐名のことを思い出します。政次は「桜の相手は雪斎禅師の生家庵原様。それだけ焦っているということ、断れば痛くもない腹を探られる。武家の婚儀とは左様なもの」というのでした。

○井伊に対する瀬名の気遣いイメージ 4
その頃、家康の岡崎城に信長、徳姫を輿入れさせ姻戚関係を結ぼうとして、家康の尻を叩きにやって来たのでした。信長が「武田からも話しがきておろうが。余は実の弟を斬った。余の言うようにしておれば駿河はそのうちそなたの手に落ちる。こざかしい策を弄すれば岡崎は誰かの手に落ちる。招致したか!」と脅しをかける。家康はヘビににらまれたカエルのように信長に威圧され「はっ!ははっ!」と這いつくばる。

その頃、井伊館では直虎が祐椿尼に「瀬名殿の例もあり桜の今川との縁組は心配だ」と相談すると「瀬名殿のような話もある。良縁とは思えないものが、徳川は今や大出世ではありませんか」と言う。そこに、たけが持ってきた夜衣は高瀬のもの、「われのものではない」と直虎。たけは悟りましたね・・

その家康が瀬名の部屋を訪ね「竹千代に織田から姫を迎えることになるかもしれない」と言い「信長には脅されて、家中のものたちには遠江駿河を獲れと突き上げられている」と愚痴を語るのでした。瀬名は家康に「殿が駿河の城に入るのを見とうございます」と発破をかけ、去り際に「井伊のことをお忘れないように」と願い出ると「わかっている」と答えるのでした。瀬名のお忘れなくは何かと気になります。瀬名の家康に対する強さがしっかり描かれていて、直虎とのつながりがどう描かれるか期待です。

○桜の縁談に見せる直虎の気配り
直虎は、桜の縁組のために新野の屋敷を訪れ桜の気持ちを確認します。桜は今川の重臣に嫁ぐことに不安を持っているが「身に余る話」と前向きには受け取っているようで、返事にはもうしばらく時間を置くことにします。
直虎は、祐椿尼に「母上は、井伊家に来るときは家中がみな敵のような状況で不安でしたか」と聞くと「来る前はいろいろなことを想っていたが直盛殿が優しかったので憎いといった感情はいっさいなくなった」と話し、これを聞いて「桜の幸せは相手次第」と南渓に話を進めてもらいよう依頼します。
南渓が「頼りない相手の場合どうするか」と言うと「一度嫁がせて、もしどうにもならないような相手なら折を見て下がらせるということも考えている」というのでした。

その頃、しのが桜のことを心配して祐椿尼のところを訪れます。聞いてみると直虎と同じようなことを言うので「殿が相手と会うことになっている」と知らせます。
しのはそのことに安堵します。祐椿尼は「しのも自分のことで精いっぱいだったのに今では周りを気づかえるようになった」と喜びます。その後、たけが祐椿尼のところに「お願いがあります」と申し出ます。
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数日後、直虎は南渓と一緒に桜の縁談相手と会います。「庵原助右衛門朝昌と名乗り礼儀ただしくしっかりした心得を持った忠義者。これ以上申し分のない相手である」と南渓に感触を漏らします。すると南渓も同じ感触で「おとわが成長してしもうて、つまらんのう」とつぶやくのでした。
イメージ 7この南渓の気持に寂しさを憶えます。これが大河のよいところ、長期にわたり南渓の気持ちが丁寧に描かれています。庵原助右衛門朝昌役の山田裕貴さん、凛々しくてよかったですよ。

井伊の館に戻ると、祐椿尼のところに桜がやってきて話をしているところでした。文句のない相手であることを伝えると、桜はためらいながら「殿が嫁げと言われれば嫁ぎたくなるような相手でしたか」と質問をします。直虎は「領主でなければ迷わず嫁ぎたい」と答えます。そのことで、桜は迷うことなく庵原家に嫁ぐことを決意したのでした。
さくらが帰った後に、祐椿尼が「しの殿が桜にその気にさせたのでしょう。お礼をしておくように」というのでした。

○乳母・たけとの別れ
そこに高瀬が入ってきて、たけが里に帰ってしまったことを告げます。祐椿尼が「たけは、直虎に会うと後ろ髪をひかれるので会わずに帰っていった」と言います。
イメージ 5直虎は、慌てて家を飛び出し馬でたけのところに駆け出すのでした。たけに追いついき「われの元を去るなど許さぬ」といいます。たけは「もう殿の役に立てない」というのです。「役に立たなくても背中が丸まってもよぼよぼでも井伊家で死ねばいい。たけをわれば看取ると決めておったのだ」そう強くいうのでした。
たけは、涙を流しながら「井伊は苦しい。乳母一人でもきちんと働けるものを仕えさせてほしい。これが最後の一つの願いだ」という。直虎は、その言イメージ 10葉に涙をこらえます。そして、馬に乗せ里までおくっていったのでした。直虎は、その話を政次と囲碁を指しながら話します。たけの言い分は「老兵は去るのみ」でした。年老いた者の規範とすべきことです!梅沢昌代さんご苦労様でしたと・・・

○桔梗、北条に嫁ぐ
そして、直虎は政次に「桔梗の縁談を取り持ってほしい。相手は、北条の家イメージ 6臣にしてほしい」と訴えます。政次はよい考えと受けいれます。そして、井伊から桜が駿府に嫁いでいきました。たけの代わりに梅がやってきました。あれ!()

この頃、家康の嫡男・竹千代のもとに織田家から徳姫が嫁入りしました。それがきっかけとなり、瀬名は惣持寺から岡崎城に移動することになります。瀬名の力が大きくなっていることを示しています。

そして、桔梗の縁談相手も政次の手引きで北条氏照の家臣・狩野一庵の子息と決まりました。
その話を政次と直虎がしていると、方久が「材木の売り先が中村屋決まった」と慌てて駆け込んできました。この材木がかつてなく大きな利益をもたらすが・・
                                 ***つづく***
記事 20170619

おんな城主 直虎:第24回視聴率は12.4% “信長”海老蔵も登場

https://netallica.yahoo.co.jp/news/20170619-67357588-mantana