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第33回「嫌われ政次の一生」

イメージ 2驚くべき直虎の行動、今回の脚本とてもよかったです。しかし、大変です、政次ロス、どうすればいいんでしょうか。合掌!
井伊谷城開門の不手際を、井伊を乗っ取った己の仕業と首を差し出し、何も語らず逝ってしまうという政次の美学、“嫌われ”政次でした。涙が止まりません。いずれ、井伊の民や寺・虎松を守り徳川の信任を得るための大きな“捨て石”であったことが明かにされるでしょう。龍雲丸に政次の最期を語らせ過ぎましたね!
政次の絶世の句「白黒をつけむと君を独り待つ 天伝う日ぞ楽しからずや」。これからの政次、直虎と碁を打ちながら未来の井伊を語り、なつの膝枕で休むことになるでしょう。一生さん、なつとの別れ、直虎に投げかけた最期の言葉すばらしい演技を見せてくれありがとうございました。

直虎は、政次の処刑を自らが行い「政次に謀られた」という証拠を残しました。井伊家のためお互いの役割をしっかり果し政次の意志を残すことで政次を弔いました。直虎の家康との面談、酒井忠次との交渉で見せた強い言葉・意志力は後の虎松(直政)評価に大きな意味を持つことになるでしょう。
いずれ虎松が交わることになる徳川の武将たちの家康との関係、考え方にも注目しています。すばらしい城主に育ち、柴咲さんの演技が力強くなりました!
この衝撃的事件に、直虎は苦しむでしょう。どのようにしてこれを乗り越え変化するか、「大河でないドラマ」に期待しています。(#^.^#)
家康は「井伊が襲ったと申すのか?」と疑義を持つが、信玄に急かされ事件を解明せず、影の姿となり直虎に土下座して詫び掛川に急ぎました。これは瀬名への詫びであったかもしれません。
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家康に味方することを条件に井伊家再興の約束を取り付けた直虎。家康が遠江に攻め入り井伊谷城明け渡しとなったが、直虎は異変を感じ「但馬罠じゃ、門を閉めよ」と叫ぶと近藤の兵がなだれ込む寸前、間一髪で井伊谷城の門は閉される。政次は部下に「川名の隠れ里に向かえ、わしも急ぎ向かう」と指示する。
「これはいかなることか」と詰め寄ってくる近藤に、直虎は「井伊の者ではない」と弁明。言い争っている二人に、酒井忠次は「とにかく門を開けよ」と指示する。
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井伊谷城開門に疑義!
直虎は、家康の書状を見せて、「城を明け渡すので井伊領の安堵と家名再興させていただきたい」と願い出ます。近藤は、「矢を射かけておきながら何を」と食ってかかる。「井伊はやっておりませぬ。今川の残党か、井伊がやったと見せかけたい者に謀られたのでは」と説明するが、近藤は「話にならない」と吠える。
直虎が酒井に意見を聞くと、「但馬守がやったのではないか、今川の犬だと聞いている」と言う。「そこも含め、但馬のことは伝えてあるはず」と言っても、酒井は「そこも含めて騙されていたのではないか」と疑う始末。
直虎は、「あの状況で戦を仕掛けるような愚かなことはしない。但馬ではございませぬ」と言い張る。酒井が納得しかけるが、近藤が口を挟んできて、ふたりが睨みあっているところに「武田からの使者が来た」との知らせが届く。直次が近藤の者が矢を放った現場を目にする。

○家康、直虎に土下座して去る
しばらくして、後方にいた家康、石川数正本多忠勝が城に入ってくる。数正が城開門に時間がかかったことを疑問視する。菅沼定盈が襲撃を受けたことを伝えると、家康が「井伊が襲ったと申すのか?」と聞く。
すかさず近藤が、「井伊ではなく小野ではないか?井伊殿はこれを認めず、但馬も逃がしてしまう始末で」と訴える。家康が「それで、井伊殿は?」と聞くと、忠次が「但馬に謀られたと認めず、井伊を再興せよとばかり言うので直虎牢に閉じ込めている」と返答。鈴木重時が直虎を擁護するが、近藤が「井伊に罪がなければ、但馬に罪を償ってもらわなければ示しがつかない」と言い張る。
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話を聞いた家康は、目付の三人を下がらせ徳川家臣だけを集めて会議を開く。
家康は、「あのもの達が謀ったことではないのか」と疑う。すると、忠次が武田からの書状を差し出し、その書状を読んだ家康が重いため息をつく。書状には、「武田はすでに駿府を落とし、氏真は掛川に逃げ伸びた、急いで掛川を攻めよ」と書かれていた。 忠次が「徳川の遠江侵攻が遅れれば、武田が遠江まで切り取りに来るかもしれない。井伊のことに揉めて時間を無駄にしてはいけない」と進言。

直虎は牢の中で家康からの書状を見つめていると、暗闇の中をひとり近づいてくる人影が見える。「徳川様?」。直虎は気付き、家康に話し始めます。
「徳川様を襲ったのは井伊ではない。今川の残党か、近藤に謀られたかもしれない。徳川様の手で調べて欲しい」と嘆願しますが、人影は一言も言葉を発しない。突如、家康は直虎に向かって土下座をします。直虎は「いかなる意味ですか。いかなる意味かとお聞きしています!あなた様が指図できぬことなどございますまい。ここに書いたことをいま命じてください」と問い詰めます。しかし、家康はそのままの姿勢で後ずさりして牢から出て行ってしまうのでした。(笑)

○政次、「俺は捨て石になる」
一方、政次はなつと亥之助を連れて、小野や元関口の郎党たちと共に井伊の隠し里に落ち延びていました。政次から事のいきさつを聞いた祐椿尼は直虎の身を案じます。政次は祐椿尼を安心させようと、「殿は徳川と直談判を続けているのではないでしょうか」と言います。
あやめが、「うまくいかなかった時はどうなるのですか」と尋ねると、政次は「必ずなんとか」と答えます。これに、祐椿尼は「承知しました。そなたと殿に任せます」と。そうして政次は、家来を残して、屋敷をあとにします。

そのころ、矢を放った者たちを追っていた直之が龍潭寺に帰ってきます。直之は「矢を放った者は近藤の手の者で、捕らえようとしたが自害されてしまった」と南渓らに報告します。直之は南渓から直虎が牢に入れられていることを知りひどく動揺します。南渓は直之に頼み事して井伊谷城を訪れる。(政次となつの切ない最期)イメージ 5
屋敷に戻った政次は城門を閉めたときのことを思い出します。なつが食事を運んでくる。ふたりがたわいもない会話を始めると、政次はふいになつの膝に頭を乗せますが、周りを気にするなつに気付き体を起こそうとします。なつは「あ!大事、大事ございませぬ!」とそのままでいてと。政次は、なつの姿を愛おしく思いながら、思い出話を始めます。色っぽい政次ですね!
「昔、ここの検地を、先代と共にごまかそうとしたことがあって・・」「先代はひどうてな。俺に任せると言うた挙句、最後は全ての罪を俺になすりつけようとしてな。ひどくはないか?」。
これを聞いて、なつは笑います。「しかし、それでよかったのかもしれぬ。なつが笑う話となった」と 政次も笑い返します。その笑顔になつの心は締め付けられる。
なつが白い石を袖からだして政次に渡します。政次は、碁石を見つめ「おれは捨て石になる」と決意します。
直虎のことを思っているのだろうとなつは政次の目に手を当て、「今はなしです、今だけは」と言うと、政次はなつに優しく微笑むのでした。なつの知らない話を続ける政次、直虎と最後の会話を続けているようです。しかし、なつは見破りましたね!

○南渓の機略
徳川軍は井伊谷を出発、しばし近藤の手勢が井伊谷に留まることになる。南渓は近藤に会い直虎の解放を懇願します。近藤が「政次と引き換えならば解放する」と言う。南渓は直虎に会い「落ち着いて井伊のために何をすべきか考えよ」と紙切れを渡します。近藤が、南渓を連れて牢から立ち去ってから、直虎は紙切れを開きます。大声で南渓の芝居みごとでした。
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○政次、最期の大芝
南渓が龍潭寺に帰ってみると、直之が龍雲丸たちを連れてきていました。南渓は龍雲丸に直虎を気賀に逃がすことを頼みます。龍雲丸は早速、井伊城に様子を見に向う。そのころ政次が井戸にやってきて白い碁石を見つめ決意を報告していました。

仏殿で成功を祈る南渓に傑山が「住職は政次を突き出すと思っていた」と話すと南渓は「政次が死ねば、あれは死んでしまうからな。片翼では、鳥は飛べぬ。二人は落ち延び、そこから再起を図ればよい」と答えます。

一方、直虎は南渓から渡された紙切れを読むとそこには「頭を頼って直虎を助け出すゆえ、ふたりは気賀に逃げよ」と書かれている。

直虎は牢舎の中に入ってくる複数の足音が聞く、見ると縄に繋がれた政次でした。「政次っ!」と連行されてくる政次を見ると、傷だらけで相当痛めつけられた姿をしている。
直虎に見張りの者が「この者はわが主人を襲うたのじゃ」と声を掛ける。政次の後ろから近藤もやってきて「寝所に忍び込まれての」と言い、自分の腕の刀傷を見せる。
イメージ 1信用しない直虎に、政次が「もう少しで首を取れたものを」と言う。これを聞き、驚いた直虎は「何を言うておる、政次!共に徳川と話したではないか!」。
政次が「信じておられたとはおめでたい」と応じる。「われはだまされぬぞ」と直虎。しかし、直虎は牢から引っ張りだされ、代わりに政次が牢に放りこまれる。「政次!返事をせよ!」と叫ぶ直虎の背後で牢の扉がしまる。

直虎、南渓を訪ねことの次第を報告し、龍雲丸に政次の救出を依頼します。

○政次、「本懐ゆえ戻らぬ」
牢の中の政次は、心穏やかであったそのとき近藤が現れ「わしを騙したことなど忘れておろう!取れるものは取る。取れる時に。世の習いじゃ。悪く思われるな」と言って去っていく。政次に恨みの感情はない。見張りが離れると後ろから声をかける者がいる。龍雲丸が「あんたを助け出してくれと尼に頼まれた」と言う。

解放された直虎は、井戸端で政次の戻りを待っていると昊天がやって来ます。昊天に政次の所在を聞いても答えてくれない。直虎は昊天を残して龍潭寺に走る。寺には南渓、龍雲丸、傑山、直之が揃っている。
「政次は?」と直虎の問いかけに、龍雲丸は白い碁石を渡す。南渓が「いや、生きておる」と。困惑する直虎に南渓が「本懐ゆえ、戻らぬそうじゃ」と言う。

龍雲丸が、牢の中での政次との会話を語ります。
龍雲丸は、政次に「行きますぜ」と声をかける。しかし、政次は「すまぬが、俺はゆかぬ」と言う。
龍雲丸があっけにとられると、政次が「近藤がこんなことをするのは自分と殿への恨みを晴らそうとしているからだ。もし自分と殿が逃げれば、近藤は井伊の民や寺、虎松に何をするか分からない。自分ひとりの首で収めるのが、最も血が流れない方法である」と言う。
龍雲丸は納得できず、「このままいきゃ、あんたは井伊を乗っ取った挙句、罪人として裁かれるってことだろ!悔しくねえのかよ!井伊のためにって、あんなに!誰よりも!駆けずり回ってきたのはあんたじゃねえか!」と問いかける。
これに政次は「それこそが小野の本懐。忌み嫌われ井伊の仇となる。おそらく私はこのために生まれてきたのだ」と笑みを見せる。

○政次を生かすには?、直虎の決断
龍雲丸の話が終ると、直虎が飛び出して行こうとする。龍雲丸がグッと腕を掴み「もう、やめとけ」。すると直虎は「忌み嫌わられるために生まれてくるなど、そんなふざけた話がない!」と叫ぶ。
龍雲丸も声を荒げ「あん人はやりたくてやってんだよ!」。すると、直虎は「お前に何が分かる!政次は幼いときから、家に振り回され、踏みつぶされ、それの、それの何が本懐じゃ!」と。
噛まれた手をさすりながら龍雲丸が「井伊ってのはあんたなんだよ!あん人の井伊ってのは、あんたのことなんだよ」と怒鳴り返す。
龍雲丸の言葉に涙を浮かべた直虎だったが、「守ってくれなどと頼んだ覚えは一度もない!」と叫ぶとその場を離れていった。
白い碁石を眺め思案している直虎のところに南渓がやってきて、「やつのことがわらるのはそなただけだ。答えはそなたしかわからぬ」と話し掛ける。直虎は「政次、われは何をすればよいか。いまさらそなたに何を!」と嘆きます。「われをうまく使え、われもそなたをうまくつかい」を思い出します。「間違えるなよ」と牢の政次。

南渓がやってきて本日政次が磔にされることを告げます。無言のままの直虎に南渓は「引導を渡しに行くが、行くか?」と誘います。直虎が「参ります、政次が逝くというなら。わたしが送ってやらねば!」と和尚に従います。
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○政次の最期
政次は処刑状に署名し処刑を待っています。刑場には直虎と南渓が現れ、政次が直虎と目を合わせます。刑史が槍を突き出す前に直虎が槍をもち進み出て「地獄へ落ちろ、地獄へ落ちろ。よく欺いてくれたな。遠江いちの卑怯者と未来永劫に語り伝えてやる」「もとより女頼りの井伊に未来などあると思うのか。生き抜けるなどと思うておるのか。家老ごときにたやすく謀れるような井伊がやれるものならやってみよ。地獄の底から見届け・・」直虎への餞でした。涙が止まりません!!見つめる南渓。近藤に一礼をして直虎は去ります。鬼気迫る一生さんの演技見事でした。最期を飾りました、永久保存ですね!
政次の絶世の句「白黒をつけむと君を独り待つ 天伝う日ぞ楽しからずや
記事 20170821
おんな城主 直虎>第33回「嫌われ政次の一生」視聴率12.4
***つづく***