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宮﨑あおいさんを応援します

第2話「桜島の誓い」

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斉彬(高橋英樹)から薩摩の密貿易の件を聞いた老中阿部正弘草刈正雄)は「あとは我々で対処する」と調所(平幹二郎)を江戸に呼びつけます。調所は斉彬とともに江戸に発つ前に於一(宮崎あおい)を呼び語らいます。

 
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 於一と尚五郎(瑛太)のふたりで調所邸に出向きます。調所が薩摩の銘菓を勧めるがふたりは食べない。「私は仇だから、家を出るのは難しかったかな、これから江戸に出向く。会いたくなった!」と調所。「お由羅様(鈴風真世)がちょうふくしているという
のは本当ですか」と於一が尋ねます。
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「私の知らぬこと」と調所が偽金を差し、「これが最後の一枚の偽金だ。役割を超えて生きるすべはないかと姫から聞かれたが、答えが見つからなかった。これが役割を超えた天命ならいかしかたないこと、天が定めしことだ」と調所が話します。「姫とはもう一度ゆるりと語らいたいものだ」「西郷どん」に比べて、武士としての調所の生き方がよく描かれています。平幹二郎さんの怖そうで、やさしい目線の演技がとても良い。
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嘉永3年12月、調所は阿部正弘から呼び出しを受け、「琉球、清との闇貿易、偽金作り、斉彬の追い落とし。かくなるうちは、藩主は隠居しかあるまい」と問い糺される。「屋敷に戻り、糺すべきは正す」と薩摩藩邸に戻り、遺言を書き、雪を見ながら、於一からお由羅のことを知りたいと聞かれたことを思い出し、「姫息災でな!」とつぶやき毒を飲む。
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調所の死を知った於一は、桜島を前にして、調所に貰った偽銭を埋め、かんざしを手向けて死を悼みます。「ここからならいつでも桜島が見えます。どのような気持ちだったのでしょうか。天が望むなどない。それは違います」。「私はあの方が好きでした」。イメージ 6
尚五郎の「めったなことを口にしてはいけない」に「私の心は私のもの。だれにも縛られない」。於一が“人は何のために生きるのか”を知り、自らの信念を曲げない生き方を知る回でした。美しい桜島を前にして涙するあおいちゃんがえらく成長したようにみえました。
スイーツ大河の先駆けといわれますが、しっかり歴史は描かれています。(#^.^#)「私の心は、わたしのもの」という於一の覚悟が良いですね!
吉俣良さんの曲、正鵠、良しに於一の心が生きています。それだけで涙が止まらない!
                       ***第2話おわり***