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宮﨑あおいさんを応援します

第13話「江戸の母君」

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江戸に向けての航行、日向灘で荒れる海に篤姫宮崎あおい)は苦しみます。篤姫は幾島(松坂慶子)の気丈さ暖かさに触れます。
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今泉家では忠剛(長塚京三)が伏せることが多くなり、尚五郎(瑛太)がこれを見舞い江戸行きを願いでていることを伝えると、これに喜ぶ忠剛でした。
 
京の薩摩藩邸に篤姫が到着。ここで江戸の母からの贈り物、西陣の反物を受け取り、その心遣いに感激し、会う日を楽しみにします。
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数日後、右大臣近衛忠煕春風亭小朝)に挨拶。そこには老女村岡(星由里子)も同席していました。幾島は村岡から「大奥では中年寄りとなれるようとりなしてありますが、御台所になることはまだ正式に決まってないようす。うまくいくことを祈っています」と言われます。
 
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この頃、江戸城では、水戸斉昭公(江守徹)がこの婚儀に難色を示しており、阿部老中(草刈正雄)も苦しい思いのようです。
この情報が鶴丸城の斉彬(高橋英樹)に伝えられます。「思うた通りだ。考えねば!」と。ここに尚五郎が訪ねてきます。斉彬が「江戸へは尚五郎を外して、西郷(小澤征悦)を連れて行く」と言う。呆然の尚五郎ですが、西郷に祝いを渡しその旨伝え、桜島に向かって無念がります!
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東海道を下る篤姫一行、富士山を一望できる丘で休息。霊峰富士の山に向かって手を合わせ「薩摩よりまかりました篤子でございます。お守りください」と祈るのでした。

嘉永6年(18531023日。江戸に到着。2か月の度を終えて薩摩邸に裏門から入る。ここで島津家老女小の島(佐藤藍子)の挨拶を受けます。篤姫は、形ばかりの挨拶に不満のようです。
奥方英姫様からの菓子が老女藤野(北原佐和子)によって運ばれると、篤姫は「早速御礼を申し上げたい」と言い出すが対面は明日以降と伝えられる。しかし、3日を経ても一向に対面が叶わず篤姫は不安にかられます。
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一方、尚五郎は清猷を訪ね「江戸に行けぬは納得できない」と訴えると「琉球に赴任することになった」と言い「アメリカは琉球に拠点をつくりいつ戦争が始まってもおかしくない状況だ。そこに行くのがなぜわたしなのか、なぜ殿の傍でなぜ働けないのかと何度も考えた。しかしそれを受け入れる、殿を信じる道を選んだのだ」と言い聞かせます。尚五郎は「自分が恥ずかしい」と返すと、清猷は「薩摩を頼む」という。お近さんがこれをそっと聞いています。
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いよいよ対面の日が訪れます。江戸の母君との対面を楽しみにしていた篤姫ですが、英姫(余貴美子)は御簾越しに顔は布で隠くしている。「・・お導きを」と挨拶をすると「導くとは何か、殿にも困ったもの、その娘を将軍御台所に上げることは一人合点で進めているはなし。島津の分家の姫が恐れ多くも公方様に嫁ぐことなど誰ひとり信じていない。そのことよくよく胆に命じよ」と声をかける。篤姫が「本当でしょうか?徳川家に嫁ぐため精進し、江戸に参りました」と返すが返事はなく、退室してしまわれる。
余さんは「初雪の恋」(2006)で宮崎あおいさんの母親役を演じ、酔っぱらって激しく叩くシーンがありますが、ここでも印象が悪い。() 後にご本人がこの話をされています。()
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部屋に戻り、怒りを幾島に向けます。幾島は「殿様を信じるまで!」と諭します。「郁姫様を早く亡くした悔しさがあり今でも自分を責めている。この度の老女の話には悩んだ。しかし、郁姫様の悔しさのためにも篤姫様の老女を務めたい。守り抜いてみせます」と篤姫を励まします。松坂さんの力の入ったすばらしい決意の口上でした!
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江戸城では、家祥(堺雅人)に奥方を娶ってはと阿部老中が勧めます。「わしが欲しいのは新しき火鉢じゃ。豆が煎れる火鉢じゃ」と返事。先行きの読めない展開に気が重くなります!()
 
江戸城入城にはまだまだ波乱がありそうですが、しかし、何よりも篤姫にとって幾島との強い絆を持ち得た回でした。
          ***第13話おわり***