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宮﨑あおいさんを応援します

第20話「婚礼の夜」

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西郷どん」、今週は特別番組でお休みですが、次回予告では阿部中老が亡くなるようですので、「篤姫」第21話「妻の戦」まで進めます。
 
昼間の衝撃的な家定(堺雅人)との出会い。篤姫宮崎あおい)は幾島(松坂慶子)に「あれはどういうことか」と尋ねます。「漏れ聞いていますと、無邪気な御方だと!」と幾島。「御年33にもなってかくれ
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んぼ」と腑に落ちない篤姫です。さっそく、幾島は寝間での心得を説くべく「あらましはこのようになっています」と枕絵を広げると、慌てる篤姫です。()「婚礼の夜は何があっても公方様の思し召しどうりに」と諭します。篤姫にとってはそんなことより「家定様はとんだうつけものではないのか?父上は承知の上で私を・・」と疑念を持ちます。
 
幾島は真偽を確かめようと滝山(稲盛いずみ)に声を掛けると「篤姫様は覚悟を持って御台所に」と窘められます。さすが年寄滝山です。
幾島のもとに薩摩より菓子が届けられ、そこには斉彬(高橋英樹)から家定(堺雅人)について調べて欲しいという文が入っていました。事態が切迫しているようで幾島の顔に緊張感が走ります。
 
薩摩では、尚五郎(瑛太)に大久保正助原田泰造)が「次の将軍に一橋慶喜公(平岳大)が関わっているらしい」という噂を耳に入れます。「篤姫様は一橋慶喜公の話を有利に進めるために輿入れされたのですか。あまりにも気の毒だ」と心配します。
 
江戸城。斉彬が阿部中老(草刈正雄)に「堀田様(辰巳琢郎)は慶喜公を次期将軍に推しているのでしょうか」と問うと「確認してない」という。これでは大奥での篤姫の立場が危くなると、阿部中老に大奥での篤姫の後押しを願いでます。
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明日は婚礼という日、阿部老中が大奥に篤姫を訪ねます。阿部老中の尽力で輿入れできたこともあり、ふたりは積年の友のように語りはじめます。幾島が「使命を同じゅうするものは心強いものです」と言い出せば「世継ぎのことでしょうか」と聞き返す。そして「何か聞きたいことがありますか?」と聞くので篤姫は下田にいるハリスについて尋ねます。更に公方様について「もし尋常でないお方なら、私ではどうにもならないなら、さまざまなことが面倒になります」と問いかけます。しかし阿部老中の言葉は「世にかくれなき武家の頭領である」というもの。この言葉は、篤姫に対する大きな期待でしたが、篤姫の不安は消えない。
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婚礼の当日、12月18日。幾島は花嫁篤姫を美しいと愛でて送り出します。篤姫は「もう逃げられぬのじゃな!」と決意を見せます。ご対面所で家定を迎え、その顔を見ます。「婚儀の終わるまで顔を見てはなりません、言葉を交わしてはいけません」と介添の老女から注意があったが、家定が「わしは三度目の婚儀だ、なのに同じことを繰り返してやらねばとはのう。そちは何度目だ?疲れるぞ」と聞いてくる。() 
盃ごとは滞りなく進み、いったん休憩に。ここに近衛家老女・篤姫の養母:村岡(星由里子)が訪ねて来て、「他人行儀はよろしい」とこれまでの幾島の苦労を労います。篤姫はお礼を述べたあと公方様の気性について尋ねますが答えは「立派な方だと聞いています」というもので不安を隠せません。篤姫は、この日を境に「御台様」と呼ばれることになります。
 
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いよいよ夜の寝間入り盃の儀式に向かう御台。幾島は「美しゅうございます。くれぐれも好いていただけますように」と送り出します。幾島の気持ちが伝わってきます。篤姫は緊張の面持で長い御鈴廊下を歩き寝所へ。
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控える御台のもとに上様が御成りになる。上臈が「上様、ご盃を!」と床入りの儀を勧めるが、家定はこれを断る。襖が立てられ隣に上臈が控えているなかでの床入れ、驚きましたね。()
不安のなか大きな声で()、御台所としての決意を述べると家定は「うるさい、眠れぬ!」と制し、「なにか話せ」という。「ハリスが下田に・・」「どこが面白い、二度と話すな!」と制し、昔話を所望します。「むかしむかし夫婦のねずみは相撲がすきで・・」と始めた篤姫はいつしか深い眠りに。家定は眠れなくなり手酌でお酒を飲むという、御台としての大失態、大笑いです!
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翌朝、本寿院(高橋淳子)と歌橋(岩井友見)の間で昨夜の御台のことが話題になる。仏間での務め、本寿院も家定も欠席するなかで、中臈:お志賀(鶴田真由)が昨夜のことに気付いているように笑みを漏らしている。
部屋に帰ると幾島が昨夜の失態を叱責する。「さっぱりわからない、上様のことじゃ。また、仏間で中臈に会った、あの者は何者か」と問うと、「側室だそうです」という。「側室がおることはまともということではないか!」と篤姫。幾島が「これは女の戦、さきにお子を授かる以外にない」と戦を宣言します。()
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その後、家定のお渡りがない。家定がうつけかどうかと思い悩む篤姫に、幾島が斉彬の「わしにはうつけとは思えん」という言葉を伝えたその時、カモを追う家定とお志賀の方が庭に現れる。篤姫は「知りたいことがあれば調べる」と履物も履かずに庭に降り、上様と一緒にカモを追い詰める。篤姫が体勢を崩し池に落ちそうになったその時、咄嗟に助けたのはうつけ疑惑の家定。その眼差しを間近で確かめた篤姫は「上様は暗愚ではない」と確信します。このシーン、本ドラマのベスト10入りです!
                      ***第20話おわり***