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第23話「器くらべ」

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江戸城・大奥。安政47篤姫宮崎あおい)が大奥に入ってはや半年。家定(堺雅人)は仏前の前で大あくび、「いつまでもうつけのままではおられなくなった」と打ち明けたものの、皆の前では未だにうつけの振りをしつづけます。
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篤姫は「上様がうつけどころか明晰な御方である」と云えば幾島(松坂慶子)は「慶喜様(平岳大)のことはお話ししたのですか」と聞いてくる。「一橋は好かぬと言われた」と答えると「それではわけがわからぬ」と。篤姫はこのことを父斉彬(高橋英樹)に伝えないことにします。「誰一人として信じぬ」と言った上様は寂しい人と同情します。
 
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この頃下田総領事ハリスは江戸出府と将軍謁見を再三にわたって求めてくる。これに家定が「替え玉を立て時間を引き延ばせ」と受け付けない。が、7月の終わりアメリカ軍艦ポーツマス号が下田に来航したことで事態は急転。攘夷に弱腰な堀田老中(辰巳琢朗)に見切りをつけた水戸斉昭(江守徹)が幕政から退くや否や、幕府はハリスの江戸城登城と将軍家定への謁見を許可する。
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水戸斉昭が城中から退いたことで、本寿院(高畑淳子)、滝山(稲森いずみ)ら紀州派揃いの大奥は「まずは一献!」と湧きかえります。篤姫と幾島は大奥で人気のない、上様も乗り気でない慶喜をどう推すかと悩みます。
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「阿呆どもがハリスとの謁見を決めた」と家定が篤姫に愚痴をこぼす。篤姫は「それはよいこと」と励ますと「お前が会え!」という。目が覚めて眠れぬという家定に「お遊び」に誘います。篤姫が得意な囲碁に誘い込む。これがふたりの心をつなぐものになり、篤姫といえば囲碁のふたりを思い出します。(#^.^#)
囲碁は戦の真似事で好かぬ」という家定でしたが、五目並べには興味を示し次第に篤姫ペースに。話が弾み慶喜を将軍に勧める話を出すと「会ってもいない慶喜を将軍に勧めるとはあきれた話しじゃ」と言われる。篤姫は、いっそ自分で確認しようと一橋慶喜との対面を願いでます。
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数日後、篤姫一橋慶喜と対面。慶喜に「ハリスについてどう思いますか」と問うと「意見はない、それは将軍家の仕事」と幕政への関心を示さない。篤姫慶喜に不信感を持ちます。
 
薩摩では斉昭の退陣を聞いた斉彬は西郷に斉昭をさらに調べるよう指示し、一方小松尚五郎(瑛太)と大久保正助原田泰造)は斉彬の下で動く西郷に嫉妬している。
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ふたりのボヤキを聞いてお近さん(ともさかりえ)が「旦那様、国を思うのはイメージ 8
大切でしょう。けれど領民たちのことを考えていただきたい。足元を忘れては領地が荒れ国は亡びます。それが分からないなら離縁してください!」と責めます。() 
 
篤姫は父斉彬が一橋慶喜になぜ肩入れするのか疑問を持ち、「一方聞いて沙汰するな」の教えにより、徳川慶福松田翔太)を菊見の宴に招くことを決めます。
菊見の宴で対面する篤姫と慶福。涼やかな笑顔と若年ながら君主の風格を備えた慶福と打ち解ける語る篤姫。幾島は気が気でない。菓子を出され、「口にいれてはならぬ」と制し、滝山が厳しく詮議するというのを「痛んでいる
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というものを毒見させるは不憫。免じるように」と止めます。篤姫は、人の上に立つものの器としては慶福の方が勝っていると認識します。幾島は「使命を忘れぬように」と厳しく釘を刺します。
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お渡りがあり、家定に「慶福が適任でございます」と告げます。真っ直ぐな嘘偽りのない御台の言葉に、「わしもハリスに会ってみる」と応えます。しかし、滝山から本寿院に篤姫慶喜を推していると伝えられます。
囲碁で結ばれていくふたりの姿に、さきの結果が分かっているだけに、・・・。
西郷どん」第14回「慶喜の本気」、ハリスの家定謁見に繋げています。
***第23話おわり***