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第24話 「許すまじ、篤姫」

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安政4年秋、婚礼の日から10か月。最近では家定(堺雅人)の奥泊りも頻繁になり、碁盤を挟んでの夫婦の会話も増えてきました。ハリスとの会見についても気楽に話ができるようになり、ぜひ会見するよう勧めます。「征夷大将軍としてどう会えばよい」と問うてきます。これに応えようと真剣に考え始めます。何度やっても篤姫宮崎あおい)が勝つという五目並べを繰り返す家定でした。(#^.^#)
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家定から相談されたことを喜ぶ篤姫に、幾島(松坂慶子)は「あちらの方はどうなったのですか」と焦りを見せます。こんな幾島に「最も大事なことは夫婦の絆を強く強めること。なれば慶喜様(平岳大)のこともうまくいく」と意に介しません。
「しかし、近頃本寿院(高畑淳子)の態度が妙によそよそしい」という篤姫を守るため、幾島は表使の重野(中島朋子)に「本寿院や滝山(稲森いずみ)・重野の動きに目を光らせるように」と指示します。
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本寿院は篤姫への怒りを露わにするが、滝山が「今話せば公方様に火を着けるようなもの、心強い味方井伊様中村梅雀)がまもなく戻ってこられる」と宥めます。オーバーな演技で迫ってくる高畑さんが憎くなりますね()
その井伊直弼は「慶喜殿を推すは冒涜ぞ!」と堀田老中(辰巳琢朗)を脅す。
 
一方、薩摩にいる斉彬(高橋英樹)はこの状況に、西郷(小澤征悦)を徒目付として上京させ慶喜、慶永(矢島健一)を助けるよう配慮します。
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篤姫はハリス会見がどのような会見を望んでいるかと堀田老中を召し出し尋ねます。立ったままでの謁見を求めていると知って、「無礼な!」とハリスの身の丈を聞きます。策は畳を山ほど重ねてハリスの身の丈以上にすることでした。() 
 
斉彬からの「公方様と慶喜公を会わせて欲しい」という密書が届きます。篤姫は「無理!」というが幾島は「何とかして欲しい」とせがみます。
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早速のお渡り。ハリス会見のための秘策を提案して、そしてその席に慶喜公を同席させて欲しいと懇願します。「それは薩摩の父親からの達しか」と問われ、「同席する方が上様が心強いのではないでしょうか」と心にもない返事をします。この表情ではウソがばれていますね。意外にも「よいぞ!」とあっさり快諾される。緊張から解放され涙を流がすと、「赤子のごとき御台じゃ」と言葉をかけられ、満面の笑顔になります。仲の良い夫婦になれたという満足感が見て取れます。
 
安政4年(18571021日、ハリス会見の日。
家定は会見に先立ち慶喜に「将軍になりたいのか?」と問うと「とんでもないことです」という。慶喜同席を聞きつけた本寿院が半狂瀾で表へと走り出す。このころハリスとの会見がなされており、畳を積み上げた高所からハリスの礼を受ける。篤姫は、無事終わるよう仏間で祈っていると本寿院が表に向かったことが知れされ、止めに走ります。本寿院が篤姫に掴み掛かる。興奮した本寿院が倒れるという事態に驚く篤姫でした。
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その日のお渡りで、上様は満足気に会見の様子を「うつけの振りが出てしもうた」と派手な返礼をしたことを語ります。() これを聞く篤姫の表情が優れぬことを気にします。篤姫これからは、開国すれば開国派と攘夷の戦が激しくなるでしょう! 国がふたつに割れれば帝に向かうのではないでしょうか?」と不安を漏らすと「勅許を欲しがるということか?」と家定が問います。家定は篤姫のこの意見に目を見張り「女子にしておくのは惜しい」と漏らします。篤姫慶喜の印象を尋ねると「益々好きでなくなった。自分は日本国や徳川宗家の行く末を真剣に考えねばならぬと考えるようになった。しかし慶喜にはそうした考えが欠けているように思える」という。「世継ぎなどどうでもよかったが、・・・」という家定の言葉に“うれしい”と笑顔を見せます。
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本寿院は寝込んだまま。篤姫は家定とともに居れることに幸せを感じていますが、黒く大きな影が迫りくることをひしひしと感じるのでした。
 
西郷どん」第14話での家定と篤姫の仲睦ましさ、「篤姫」の第24話なら納得ができますね!
 
ふたりの信頼関係がしっかりできあがりました。こんな夫婦に“運命の別れ”がやって来ると思うと涙がこぼれます。篤姫:あおいさんには「夫婦になった」という自信の表情が読み取れます。ここにきて、これまでにない家定像が出来上がりました。堺さんとあおいさんが演じて出来たものだと思います。この家定像、これほどに人気がでてはそう簡単には崩せませんね! 「西郷どん」も同じでした!この回から表紙を替えます。
***第24話おわり***