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宮﨑あおいさんを応援します

第35話 「疑惑の懐剣」

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家茂(松田翔太)と和宮堀北真希)の婚儀は、文久21862)年211日に執り行われました。「昨夜はうまくいったであろうか」と露骨な表現もはばかれ、天璋院宮崎あおい)が言葉を選んでいると、重野(中嶋朋子)が「御台様が応じようとしなかった」と言い、そこに滝山(稲森いずみ)がやってきて「御台様が懐に刀を忍ばせていて、キラリと光ったのを見た者がいます」と伝えます。ちょっとはにかみながら話すあおいさんの表情が微妙です!
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滝山が事実を確かめようとするが、嗣子(中村メイコ)が言いがかりだとはねつけ、和宮は口をきこうともしない。滝山はしかたなく頭を下げるが、どうにも腹の虫が収まらないらしい。嗣子に「御台ではなく宮さんと呼べ」と言われたことがよほど癪に障ると言う。これに天璋院は「とにかく二人がうまくいってくれれば」と鷹揚に対応するのでした。本寿院(高畑淳子)もこのことを耳にしたらしく天璋院に「姑が至らぬからじゃ」と文句をつけてきます。()
あおいさんは、しっかりと落ち着きが出て、美しさが一段と加わったように見えます。
 
西郷小澤征悦)が奄美大島から戻され、鶴丸城にて久光(山口裕一郎)との対面に臨む。久光が「上洛のことは聞いているな」と問うと「無謀なことかと思いもす」とそっけなく答える。これに帯刀(瑛太)と大久保(原田泰
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造)が驚く。さらに西郷は「ご当主にあらず、官位もない。しかも諸侯との交わりのない久光様では、江戸において何もできますまい。一介の地ごろ」という。これに、久光の癇癪玉が破裂する。帯刀は「西郷は必ず役に立つ人間です、どうかお許しを」と西郷を庇うが、久光は手にした煙管をへし折り、それを壁に投げつけるという怒りよう。
 
城を出て、大久保が西郷に「吉之助さーの言葉を入れて、殿は上洛を日延べなさいやった」と西郷の凄さに驚嘆すると「斉彬様のご遺志と言われたら断れん」と同行することになる。
 
江戸城。お渡りのことで、観行院(若村麻由美)が心配し和宮に糺しますが「何もない」と和宮。一方天璋院、滝山に重野も同じように心配しています。天璋院が「お渡りと聞くと、何とも言えぬ寂しい気持ちになるものじゃと思うてのう・・」と心情を吐露すると、滝山が「生涯、情けをかわすこともなく過ごすものもおります」と嫌味を。() そして、その夜、お渡りが・・・
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挙兵上洛を公にすれば、島津家中にも久光を非難する者が出てくるかもしれない。特に今和泉島津家は天璋院の生家であり、久光は「五男英之進を送り、いずれ当主にする」という。今和泉家に赴き、これを伝える役を帯刀が務めることになる。
 
家茂が「帝にお約束の攘夷実行は難しい。宮様が心を開いてくださらないと公武合体大義も成らず、帝に攘夷の考えを改めていただくこともできない」と天璋院に相談を持ち掛けます。天璋院は、いつぞやの和宮の懐剣のことを思いつくのでした。
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数日後、懐剣を見たという者が現れ、天璋院が腰を上げます。和宮の部屋に行き、一対一で向き合い問いただします。「そないなことは、していません」と否定した和宮の胸元にキタリと光る物が見える。天璋院が手を伸ばし、和宮と揉み合ううちに、和宮の胸もとから手鏡が落ちる。これを初々しく広い上げる和宮が愛おしく思われ、家茂と語り合う時間を設け、心を割って話すよう和宮を説得します。天璋院篤姫であったころ、家定と睦ましくなっていく様が思い出され、微笑ましいシーンでした。
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滝山は今回の不始末を詫びますが、天璋院は「そなたが居て大奥は安心しておれる」と慰め、「天璋院様のもとで大奥の生活を終えたい」と訴え、「たまにはふたりで一献まいろいと息統合し、ふたりの間にこれまで以上の連帯感がうまれます。
 
その夜、家茂が大奥にわたり、和宮が寝所に入ると、いつも控えている御年寄や御中臈がいない、天璋院の心配りによるものでした。
家茂は和宮に向き合い「鎖国を続けることは難しい。国を開くか、国を滅ぼしか、道はふたつにひとつしかない」と話しかけると「日本国のために徳川将軍家に嫁ぐ覚悟を決めました。攘夷が叶わぬならば、諦めるあいかありません」と。
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和宮はこの国が平和になるならと公武合体にも理解を示します。家茂の「あなたを大切にしたい。幸せにします。何よりも妻として」に、和宮が家茂に身を預けるのでした。その翌日の朝の仏間で、ふたりは笑みを交わし、天璋院も喜びます。
 
西郷は上洛に先駆け、街道筋の情勢を探る命令を受けて、ひと足早く薩摩を後にします。その夜、帯刀はお近さん(ともさかりえ)にこれは闘いだと伝えると、必ず帰ってほしいとせがまれる。そして、天璋院の立場を思いやるのでした。
 
316日、いよいよ久光は1千余りの軍勢を率いて上洛につく。行軍のなかに、大山(俊藤光利)、伊地知(三宅弘城)、俊斎(平山広行)たち誠忠組の面々がいる。帯刀は久光の側用人として、京から江戸まで兵を率いていく。
島津久光、上洛!」の知らせは、疾風のように各地を吹き抜け、尊王攘夷の志士たちを発奮させる。
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土佐にもひとり、のちの台風の目となる男がいた。その名は坂本竜馬玉木宏)という。
 
大奥の庭には、春の花が咲き、草木が芽吹いている。薩摩から大波が寄せてくることを知らない天璋院は、このみずみずしい季節にひといきの安らぎを得ていました。
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家茂と和宮の間の壁を取り払い真の夫婦にと心砕き、さらに京から来た者たちと大奥にいた者をまとめ、さらに本寿院に仕えるといういろいろな役を、あおいさん、この若さで見事に演じていて見事です! まだまだ、家定が忘れられない風情が見える天璋院に、女を感じさせます。( ^)o(^ )
西郷どん“第22回「偉大なる兄、地ごろな弟」西郷の上洛に合わせています。
                    ***第35話おわり***