1959年、五輪招致目前の東京。落語家の古今亭志ん生(ビートたけし)は娘の美津子(小泉京子)を伴い、高速道路工事でごった返す日本橋を通り世席に向かっていた。その日、高座で志ん生が語り出したのは、50年前の日本のオリンピック初参加にまつわる噺。
おちは、不可能を可能(加納)にする男の噺、笑えなかったです!!
初回は、お披露目回でした。1959年東京オリンピックの開催が決まり、遡って日本のオリンピック参加がどのようにして始まったかが描かれました。
沢山のエピソードが、ユーモアをもって描かれましたが、すこし浮いた感じ。あまり笑えなかった。(笑)
キャステングはこれ以上ないという豪華さでした。ロケは凄いし、時代の空気感も楽しめました。しかし、番宣がひつこいぐらいになされており、食傷気味の初回でした。(笑)
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ドラマの冒頭にもってくるはずです。この演説、星野源さんの英語スピーチが見事でした!
当時は、山陽本線は電化されておらず、安保闘争で混乱の時期。第二次世界大戦の戦争当事国であったことを考えると、田畑政治(阿部サダオ)さんの努力によるところが大きかったのでしょう。開催が決まり、派手に喜んでいました!
当時の小学校6年生の教科書が紹介されましたが、教科書にはオリンピックの話題(クーベルタン、大江・西田選手、前畑選手、金栗選手)が載っていたのを思い出します。これも田畑さんの計らいだったのでしょうか、懐かしく見ました。
さて、日本の始めてのオリンピック参加。古今亭志ん生が語りはじめる。白黒TVで中継。
しかし、ここで偶然会った女中・シマ(杉咲花)や「天狗倶楽部」というスポーツ同好会の面々と出会い、彼らによって「オリンピック参加とが凄い!」と酔った勢いで胴上げされる。
倶楽部の面子、弥太郎の弟・弥彦(生田斗真)、京浜急行の技師・中沢臨川(近藤公園)、早稲田の名物男・吉岡信敬(満島真之介)、作家の押川春浪(武井壮)らの大学エリート。当時、スポーツは道楽、金持ちの遊び。
加納は天狗倶楽部の協力を得て、オリンピック選手の選抜予選会を開くことにし、自分の邸宅を担保に金を借りることにした。
明治44(1911)年11月19日、羽田運動場で予選会が幕を開けた。マラソン(25マイル)には19人が参加、車夫の新吉も身分を隠して参加していた。(笑)
次回に期待しましょう!
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記事 20190107
大河『いだてん』初回視聴率15.5% 前作『西郷どん』上回る