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国内のミステリー・ランキングを総なめにしたという今村昌弘さんの同名ベストセラーを神木隆之介・浜辺美波・中村倫也さんらの共演で映画化したミステリー・コメディ作品。
大学のミステリー愛好会の２人の学生が、美人女子大生探偵に誘われ、ロックフェス研究会による曰くつきの合宿に参加し、想像を絶する恐怖と謎に立ち向かうさまを描くというもの。
原作は未読、評判もしらず、気持ちが悪いタイトルだがコメディなら大丈夫だろうと、
若い人特に「センセイ君主]の浜辺さん注目で観ることにしました。
ストーリー展開にあっと驚きました！キャッチコピー「奇想天外前代未聞」通りのミステリーでした。
小説を読んでいなことが大きなショックに繋がりましたが、テーマがはっきりしない！小説の世界感が表現されているのか？ 原作はもっと面白いのではないかと思っています。
この作品の「ネタバレは禁止」でしょう！ 絶対にストーリーを知らない状態で観るべきです。ましてやトリックなんど喋ってはいけない。それでは感想が書けないので、“沢山ゾンビがでてくる映画だ”ということだけはお許しいただきたい。
監督は「任侠学園」の木村ひさしさん、脚本は「金田一少年の事件簿」の蒔田光治さんです。
出演者は前記の他に、葉山奨之・矢本悠馬・佐久間由衣・山田杏奈・大関れいか・福本莉子さんら若手に、福地武夫・ふせえり・池田鉄洋・古川雄輝・柄本時生さんらベテランの参加です。
あらすじ：
神紅大学のミステリー愛好会のメンバーは自称ホームズの会長・明智（中村倫也）と、ミステリー小説オタクだけど推理が当たったことがない万年助手・葉村（神木隆之介）の２人だけ。２人はある日、同じ大学に通う美少女探偵・剣崎比留子（浜辺美波）から、事件の臭いがする興味深い話を聞かされる。それは、昨年参加した女子部員の一人が行方不明になったというロックフェス研究会の合宿。こうして３人は合宿が行われる山奥のペンション“紫湛荘”へとやって来る。
ところが合宿初日、いきなり葉村たちは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、籠城を余儀なくされてしまうのだったが…。<allcinema>
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ここでの異常事態が、実がゾンビの発生なんです。ゾンビに取り巻かれた“紫湛荘”は孤立し・・・。
ゾンビの登場で、ゾンビの表情・活動には恐怖を感じ、ドラマへの関心がこちらに向かい、あっという結末に驚くのですが、ゾンビがなぜ発生したのか？その能力説明も曖昧で、「人間であるがゆえに人を殺す」という感動するシーンがあるのに実感が得られない、虚構と現実が共存する展開に違和感を感じました。
さらに、多くのキャストを紹介しましたが、これが問題！それぞれのキャラクターが十分に生かされたか？ ある部分が欠落し、結論を急ぎ、ストーリーに深みが欠けたとように思います。作品のテーマというラストシーンの意味が分からない。
演技については、神木さんは受け身の演技が求められる演技でしたが、とてもうまく、浜辺美波さんを引き立てたと思います。
本作の浜辺美波さんは過去最高の演技ではないでしょうか。大げさな演技が役に嵌って、コメデイエンヌとしての地位確定でしょう。
目を引いたのが山田杏奈さん。目力があり、怜悧で凛として役に合ったうまい演技でした。
ゾンビの怖さとミステリーを上手く融合させたエンターテイメント作品としては大成功だったと思います。
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