映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

WOWOW(2023)

「土を喰らう十二ヵ月」(2922)どの料理も食べたかった、食べることで生と死を知る!

とても評判の良い作品。タイトルの面白さで、WOWOWで観ました。 原案:作家・水上勉の料理エッセイ「土を喰う日々 わが精進十二カ月」、未読です。監督・脚本:「ナビィの恋」の中江裕司、撮影:松根広隆、録音:渡辺丈彦、美術:小坂健太郎、音楽:大友良英…

「アキラとあきら」(2022)銀行の使命とは!宿命的な出会いをした男たちの友情!

三木孝浩監督作は観ることにしていますが、見落としており、WOWOWで観ました。 原作:「半沢直樹」シリーズなどで知られる人気作家・池井戸潤の同名小説。未読です。監督:恋愛・青春ものの名手といわれる三木孝浩、脚本:池田奈津子、撮影:柳田裕男、編集…

「川っぺりムコリッタ」(2022)生きていることが幸せだと感じる瞬間を味わった!

富山市がロケ地。ここから見える立山連峰を見てやろうとWOWOWで観ました。 “ムコリッタ“の意味は?仏教の時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語で、”ささやかな幸せ”を意味するとのこと。 孤独な青年がアパートの住人との交流を通して社会との接…

「トゥモロー・モーニング」(2022)離婚劇?たわいない夫婦喧嘩だった!

明日、調停で離婚するという結婚10年目の夫婦の心情を結婚前夜の記憶を交差させながら描くミュージカル。人気のミュージカル舞台の映画化ただという。 監督:ニック・ウィンストン、原作:ローレンス・マーク・ワイス、脚本:ローレンス・マーク・ワイス、撮…

「ゲット・アウト」(2017)一味違うホラー!黒人の悲劇が刻み込まれた、 “痛みを感じる”ホラーだった!

「NOPE/ノープ」(2022)を見て、この作品を観たいと思っていたところWOWOWが放送してくれました。とてもラッキーでした。 アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールが初メガホンをとったホラー。低予算ながら全米で大ヒットを記録し、…

「TITANE チタン」頭にチタンを埋めた女性の殺人とセックス、痛くて吐き気がするが、生を感じた。

2021年度製作フランス・ベルギー作品。頭にチタンを埋め込まれた主人公がたどる数奇な運命を描き、2021年・第74回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた作品。「30分観て、げ~と思ったらやめろ!」という案内を見て、“観てやろう!”と、WOWOWで観…

「さかなのこ」(2022)“魚が好き”で人気者になったさかなクン、 “のん”の一挙一動がこれ以上のメッセージだった。

「横道世之介」(2012)でタッグを組んだ沖田修一監督と脚本家の前田司郎さん。これに「あまちゃん」の“のん”さん主演作品。見逃して悔しい作品!やっとWOWOW初放送で観ることができました。 原作:さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な…

「戦争と女の顔」(2019)戦争を全く語らない戦争映画だからこそ伝わる、戦争の悲惨さ!

原案がノーベル文学賞作家のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが独ソ戦に参戦した女性たちに話を聞いてまとめた証言集「戦争は女の顔をしていない」。未読です。 ロシア作品には興味がある!さらにノーベル賞受賞作ということで、WOWOWで鑑賞しました。ロ…

「オフィサー・アンド・スパイ」(2019)圧倒的な映像力で魅せる冤罪事件、そこに見え隠れする国家の闇!

19世紀フランスで実際に起きた冤罪事件“ドレフュス事件”を「戦場のピアニスト」(2002)のロマン・ポランスキー監督が映画化した歴史サスペンス。第76回ベネチア国際映画祭(2019)で銀獅子賞作品。WOWOWで鑑賞しました。 原作:作家ロバート・ハリスの…

「FLEE フリー」(2022)アニメで描く難民逃亡の実態!恐怖のトラウマが如何に癒されていったか!

20年の時を経て祖国アフガニスタンからの脱出を語る青年アミンの姿をとらえたドキュメンタリー。アカデミー賞3部門にノミネートされた話題の作品です。 デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フランス合作作品。難民問題で苦しむ国の合作作品ということで…

「X エックス」(2022)ホラーもたっぷり楽しめますが、作品の裏を考えることに意味がある!

史上最高齢の殺人鬼夫婦が住む屋敷に足を踏み入れてしまった3組のカップルの運命を描いたホラー作品(映画COM)。A24 が仕掛けたホラー映画ということで観ました。史上最高齢の殺人鬼夫婦は説明のし過ぎ?これを知らないで観たほうが絶対に面白いです。 前知…

ブラック・フォン」(2022)「電鈴!」「誰だ?」と怖いが、「生きてるの?」と大混乱、原作者がスティーブン・キングの息子さんと知って・・!(笑)

「タイトル」で怖い話だと思って、観ることにしました。原作者が「IT イット」の原作者スティーブン・キングの息子さん(ジョー・ヒル)とは知らずにみて、このことを知り、なるほどという作品でした。 (笑) 監督:「ドクター・ストレンジ」のスコット・デリ…

「耳をすませば」(2022)雫と聖司の10年後。挫折しかけてもふたりだから追い続けられる夢!

スタジオジブリの人気アミメ作品にあやかった作品と、後で観ると決めた作品。WOWOWに初登場で観ることにしました。 監督:平川雄一朗、原作:柊あおい、脚本:平川雄一朗、撮影:中山光一、編集:山口牧子、音楽:高見優、主題歌:杏。 出演者;清野菜名、松…

「リコリス・ピザ」15歳の男の子が25歳の女性をひと目で好きになった、その先は絶対見たい!

2021年製作作品。リコリス・ピザとは何か。1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレーを舞台に15歳の男の子が25歳の女性をひと目で好きになって、その先は・・という話。 男の子なら絶対に観たくなると新海監督の「言の葉の庭」(2013)を思い出し、その…

「チェルノブイリ1986」(2022)真実のほどは分からないが、見えない放射線と隠れた体制に恐怖を感じる!

2020年度製作作品。2022年5月に公開されたロシア製作作品。原発事故、さらにウクライナ戦争関連ということでWOWOWにて鑑賞。 監督:ダニーラ・コズロフスキー、脚本:アレクセイ・カザコフ エレナ・イワノワ。監督は主演兼務です。 出演者:ダニーラ・コズロ…

「ぼけますから、よろしくお願いします。 おかえり お母さん」(2022)まだまだ人生の大きな仕事が残っている!

2022年度作品。ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」(2018)の続編。ここでは95歳の夫が87歳のアルツハイマー型認知症の妻を老々介護する実態が感動的に描かれていました。 自分がどう歳をとるか、また連れ合いの介護をどうするかと…

「ベルファスト」(2021)この故郷あってのケネス・ブラナー監督、故郷のありがたさが分かる! 

監督がケネス・ブラナーで、自身の幼少期の体験を投影して描いた自伝的作品ということでWOWOWで鑑賞です。 第94回アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか計7部門にノミネートされ、脚本賞を受賞しています。 監督・脚本:ケネス・ブラナー、撮影:ハリス・ザンバ…

「神は見返りを求める」(2021)狂った恋愛模様に、Youtubeの闇を見た。

吉田恵輔監督のオリジナル脚本作。見逃がしていました!岸井ゆきのさん主演ということで、WOWOWで観ました。 Youtuberを巡る恋愛劇。Youtubeなど分からないものが岸井ゆきのさん見たさに観て書いたコメント、読み飛ばしてください! 監督・脚本:吉田恵輔、…

「シェルブールの雨傘」(1964)この結末に言葉はいらない!戦争の悲劇を見事に描いた作品!

名作中の名作の!本作、実はまだ観ていなかったということでこの正月、WOSOWで取り貯めていたものを観ました。 こういう名作につまらない感想など書くなとお叱りを受けること覚悟で書きます!(笑) 監督・脚本:ジャック・ドゥミ、撮影:ジャン・ラビエ、編集…

「前科者」(2022)犯罪者の更生に尽力する保護司の物語、力作だった!

“前科者“というタイトルに魅かれて、情報を持たずに、WOWOW「W座からの招待状」で鑑賞。 「第47回報知映画賞」の主演女優賞作品だと知ってびっくり。(笑)しかしこれに相当する社会派ドラマでした。 原作:香川まさひと/作画・月島冬二の同名マンガ。WOWOW連…