映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

劇場鑑賞映画(2016)

「不機嫌な過去」(2016)

二階堂ふみさん、小泉今日子さん出演ということもあり、予告編を見ての鑑賞。予告編とは印象が違っていて、取っ付き難いが深みのある作品です。 この作品は退屈な日常を過ごしていた女子高生・果子(二階堂ふみ)が、亡くなったはずの母親・未来子(小泉今日…

「クリーピー 偽りの隣人」(2016)

本作、サスペンス・スリラー映画では定評のある黒沢清監督作品ということで観てきました。ある夫婦が“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇に引き込まれるていく恐怖が描かれています。 「CURE」(‘97)作品が強く印象にあり、これとの比較でみることになり…

「64-ロクヨン-後編」(2016)

「64-ロクヨン-後編」(2016) 公開舞台挨拶で原作者の横山さんが「64が映画に乗っ取られてしまったような、すごくさみしい気持ちです」と述べておられるように、すばらしい出来です。原作で楽しんで、映画を見てまた楽しめて「ロクヨン」で2度楽しんだこと…

「さざなみ」(2015)

この作品、あらすじを読んで、何故夫はこのような振る舞いをしたのか? 45年の結婚生をしていながのらこれが許せない妻の想いは?、私の理解を超えており観ることにしました。 夫はとても知的な人でおだやかだが体力は相当衰えてきて“惚け”が入っている、一…

「オオカミ少女と黒王子」(2016)

この年、二階堂ふみさんの出演作は5作ありますが、私にとっては今年最初の作品ということになります(1作目「蜜のあわれ」は私たちの地方では今だ公開されておりません)。 役が少女マンガの主人公ということで現在の二階堂さんがどのような思いで、どんな…

「海よりもまだ深く」(2016)

是枝監督作品、そして監督にかかわりの深い阿部寛さん、樹木希林さん、真木よう子さん出演作ということで観てまいりました。 本作、小説家になる“夢を諦め切れないまま”探偵事務所で働く男が、たまたま実家に集まった母、元妻、息子と台風の一夜を過ごすなか…

「殿、利息でござる!」(2016)

「殿、利息でござる!」(2016) 不条理にも伝馬役(お上の物資を隣の宿場で受け取り次の宿場まで運ぶ仕事)を自腹でやらねばならない宿場町が、その経費に耐えかねて町が滅ぶと、お上にお金を貸してその利息で伝馬役を賄い町を維持しようとするはなし。250…

「64-ロクヨン-前篇」(2016)

「64-ロクヨン-前篇」(2016) 原作はミステリー小説として高い評価を得た横山秀夫さんの警察小説「64(ロクヨン)」。 映画は前後編、2編からなり「前篇」で事件の背景や人間模様が、「後編」でロクヨンの究明が描かれます? 「ロクヨン」とは、昭和64年1…

「蘇えりし者」(2015)

「蘇えりし者」(2015) 20160503 MOVIX 第88回アカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオの主演男優賞をはじめ、監督賞、撮影賞を受賞した作品。 物語は、アメリカの開拓初期、西部の未開拓地ミズリー川沿いで息子とともに毛皮ハンターたちの案内人を務める…

「ルーム」(2015)

「ルーム」(2015) 20160430 シネマクレール アカデミー賞で主要4部門にノミネートされ、ブリー・ラーソンが主演女優賞を授賞した作品。賞に値するすばらしい作品だと思います。 物語は、監禁された女性とそこで生まれ育った息子が長らく断絶されていた外…

「スポットライト 世紀のスクープ」(2015)

シネマクレール 第88回アカデミー賞の作品賞、脚本賞受賞作品ということで観ました。賞にふさわしい風格のある作品でした。ボストン・グローブ紙の記者たちが、カトリック教会の一大スキャンダル神父による幼児への性的虐待に立ち向かった実話をもとにした本…

「シェル・コレクター」(2016)

「シェル・コレクター」(2016) 20160416 シネマクレール 「未体験の艶麗劇薬ファンタジー誕生」というコピー、と出演者リリー・フランキー・寺島しのぶ・池松壮亮・橋本愛さんの演技をみたいと行ってきました。 物語は、妻子と離れて沖縄の孤島で暮らす盲…

「モヒカン故郷に帰る」(2016)

「モヒカン故郷に帰る」(2016) 20160409 イオンシネマ 沖田修一監督作品、そしてあおいさん絡みの松田龍平さん出演、故郷瀬戸内の物語、観にいってきました。笑いどころは満載ですが、その奥にあるどうしょうもない親父と息子の絆に涙です。何気ないセリフ…

「無伴奏」(2016)愛なくては、革命はできない!

「無伴奏」という題名に魅せられ、原作は読んでいませんが、そしてなによりも若い俳優たちの熱演がみたくて行ってきました。「1970年前後の仙台を舞台に、クラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」で出会った男女4人の恋と青春」を描くラブストーリー。この時…

「リリーのすべて」(2015)

20160319 東宝シネマ 世界で初めて性別適合手術を受けた風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)と画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)の夫婦の物語(実話)。 ここでは、なんとしても女性になりたいと願う夫アイナーと彼の願いに悩…

「ステイーブ・ジョブズ」(2015)

「ステイーブ・ジョブズ」(2015) 20160313 福山駅前シネモード 「パソコンが美しくって誰もが欲しがったら、世界の常識が変わる、なにもかも・・」というナレーションで始まるジョブズの物語。しかし、パソコンの誕生秘話や伝記ではなく、ここで描かれるの…

「エヴェレスト 神々の山嶺」(2016)

「エヴェレスト 神々の山嶺」(2016) 山に憑りつかれた男(阿部寛さん)とこの男を追うカメラマン(岡田准一さん)のドラマ。「山に何故登るか」、よく分りませんでしたが、圧倒的な山への情熱に取りつかれた男を見て、その想いが伝わって来ます。登山は「…

「マネー・ショート」(2016)

2008年世界経済を襲ったリーマン・ショックの裏側でいち早く危機を予見し、ウオール街を出し抜いた4人のアウトローたちの物語。 監督はアダム・マッケイ。脚本はチャールズ・ランドルフ アダム・マッケイ。第88回アカデミー賞で作品賞、監督賞など主要部門…

「ブリッジ・オブ・スパイ」(2015)

「ブリッジ・オブ・スパイ」(2015) 本作、1950~60年代の米ソ冷戦下で起こったソ蓮と米国の激しい核開発競争にまつわるスパイ活動を題材に、囚われたソ蓮スパイの弁護を引き受けた米弁護士の活動を通して、米国とはどんな国であるか、国家とスパイの関係、…

「女が眠る時」(2016)

「女が眠る時」(2016) この映画を選んだのは、映画「ペダルダンス」(2013)で高印象の忽那汐里さんを観たかったこと。「女が眠る時」という題名にも惹かれました。一体なんのことかと? 作品はミステリー。海辺のホテルを舞台に、偶然出会った男女の私生…

「独裁者と小さな孫」(2015)

「独裁者と小さな孫」(2015) この作品、「圧政で国民から搾取した税金で贅沢な暮らしをし、罪なき国民を政権維持のため処刑にしてきた冷徹で無慈悲な独裁者が、クーデターの勃発で、幼い孫を連れて逃亡。そこで目のする独裁政治の実態と独裁者の心情変化、…

「キャロル」(2015)

「キャロル」(2015) 20160211 東宝シネマ 1950年代の米ニューヨークが舞台。運命的な出会いを果たした女性二人が、ひかれ合い自らの生き方を模索する姿が描かれています。当時にあっては断禁の恋、今日では問題にならないことでしょうが、ここで描かれるの…

「ディーン、君がいた瞬間(とき)」(2015)

「ディーン、君がいた瞬間(とき)」(2015) シネマ・クレール丸の内 20160206 「エデンの東」の公開前、まだ無名のデイーンにスター性を見出した写真家デニス・ストックが彼を追いかけ、ロサンゼルス、ニューヨーク、彼の故郷インデイアナまでの2週間の旅…

「猫なんてよんでもこない」(2016)

東宝シネマ 今年の映画は猫ブームと言われており、この作品が先陣を切って公開されましたので鑑賞です。心が温かくなる素敵な映画です 目のケガでプロボクサーの夢を絶たれた主人公のミツオ(風間俊介さん)が、家に転がり込んできた2匹の捨て猫“チン”と“ク…

「ピンクとグレイ」(2016)

青春ミステリーと銘打ったこの作品、過去と現在、そしてトリックを読み解く楽しみがあります。小説は読んでいませんが、かなり違っている部分もあるようですが、映画として面白いです。 監督 行定勲 脚本 蓬莱竜太 原作 加藤シゲアキ 製作 井上文雄片山宣千…

「人生の約束」(2016 )

今年初の劇場鑑賞。 人生・・・というタイトルに惹かれてこの作品を選んでみました。富山の風景特に雪を頂く立山連邦を背景に繰り広げられる勇壮な「新湊曳山まつり」を題材にしたドラマで綴る人生訓、「失ってみて気付く」、「人と人との繫がり、絆の大切さ…

「第89回キネマ旬報ベスト10」

「第89回キネマ旬報ベスト10」発表(7日) >http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160107-00000027-tospoweb-ent 【個人賞】 ▽日本映画監督賞=橋口亮輔「恋人たち」 ▽日本映画脚本賞=橋口亮輔「恋人たち」 ▽主演女優賞=深津絵里「岸辺の旅」「寄生…

第58回ブルーリボン賞

第58回ブルーリボン賞候補発表(1月3日) http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1587487.html どの作品、どなたが。予想を楽しんでください。 ◆作品賞・邦画 「ソロモンの偽証」「愛を積む人」「イニシエーション・ラブ」「俺物語!!」「海難…