映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2016-01-01から1年間の記事一覧

第38回「昌幸」

第38回「昌幸」 高野山九度山幽閉の日々。昌幸にとって苦渋の13年間、あっという間で(笑)「上田の城へ」を最後の言葉に家康より先に逝ってしまいました。「生きてれば楽しいものも見れる」と語った昌幸、さぞ無念であったろう。しかし、最期まで家康を倒す戦…

「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 」(2015)

「ローマの休日」の脚本家の実話ということで、予告編も観ることなく、鑑賞しましたがとても面白かったです。「ローマの休日」の原題名は当初「女王と無骨者」であったとか?(笑) “嫌われた”というのは、1940年代、トランボは売れっ子の脚本家でしたがかって…

「怒り」(2016)

待ちの待った作品。すばらしい作品に仕上がっていて大満足です。宮崎あおいさんがこれまでの殻をぶち破っての演技、本人が言うように苦労してやっと掴んだ役「愛子ちゃん」、あおいさんの中にいたんですね。これを引っ張りだしてくれた李相日監督、そして共…

第37回「信之」

第37回「信之」 戦に敗れた者たちへの悲哀に涙でした。戦に勝って悲運にくれる昌幸と信繁。潔く、義のために散った三成と吉継。昌幸の希望の全てを失った落胆と家康から掛けられ恥辱に必死に耐える姿。信繁の三成、吉継の運命を知ったことでの己に忠義心を…

「四月は君の嘘」(2016)

「四月は君の嘘」(2016) 本作、宮崎あおいさん主演映画「ただ、君を愛してる」(2006)の新城毅彦監督の10年後の作品。 母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまった天才ピアニスト・有馬公生(山崎賢人さん)が、個性的なバイオリニストの宮園かを…

女優宮崎あおいさんの魅力が詰まった映画まとめ

女優 宮崎あおい さんの魅力が詰まったオススメ映画まとめ http://pr.movies.yahoo.co.jp/article/d24/

第36回「勝負」

第36回「勝負」 第二次上田合戦。昌幸は、人を食ったような作戦で生き返り、その姿は頼もしく痛快ではあったが、敵味方に別れての闘い、情けは禁物といいながらお互いに気を使っての戦。信繁の一計で親子の対決にいたらなかったのは信繁と信幸の以心伝心の…

「君の名は。」(2016)

昔のドラマ「君の名は」のリメイクかと思っていて(笑)、観るのが遅くなりました。本作、東京に住む男子高校生と飛騨地方の田舎町に住む女子高生が、時を超えて入れ替わって出会い、彗星の落下災害に遭遇し被害軽減に奔走するなかでお互いの名を忘れ、何度か…

「蜜のあわれ」(2016)

二階堂ふみさん主演作品、彼女にとっては異色の作品だけに楽しみにしておりましたが、今になってやっと観ることができました。 小さな劇場ですがほぼ満席。作家の室生犀星が晩年に発表した同名小説の映画化。作者自身を想起させる老作家(大杉漣さん)と少女…

第35回「犬伏」

第35回「犬伏」 今週はとても感動的な45分間でした。徳川家康が上杉討伐のため東国に向かい、この隙に大阪で蟄居中だった石田三成が挙兵し天下を決する大戦にむかうなか、三成の吉継西軍参加への説得、いずれにつくか真田父子の犬伏での決断が描かれた。…

「後妻業の女」(2016)

予告編での大竹しのぶさんと小野真千子さんの殴り合いシーンが凄すぎて、これは観なければと。 資産を持つ高齢の独身男性の後妻に収まり、多額の金品を貢がせる「後妻業」を生業とする女の物語。 物語は金欲と色欲に絡む人間喜劇、はじめから終わりまで大笑…

第34回「挙兵」

第34回「挙兵」 福島正則らの襲撃から三成を守り抜く信繁。なにがあっても三成を死なせないと智恵をだし使えるカードの全てを掛けて奔走する信繁の一途な想い・行動特に兄の力を借り真田の力で福島らの行動を抑えるという機転の利いた行動、蟄居で落胆する…

「ジャングルブック」(2016)

劇場での予告編で美しい映像を観て、全編を見ることに。ジャングルでオオカミに育てられた男の子の、成長とともにジャングルでは危険視され、人間社会に戻ろうと旅するなかで出会う沢山の動物や危険の中で成長していく物語。 この子を除いて動物も風景もすべ…

第33回「動乱」

第33回「動乱」 三成の徳川屋敷襲撃計画の顛末。計画を察知しこれを利用して三成を追い詰めるしたたかな家康・正信、どちらにつくかと苦悩する大名たち、三成の“家康討つ”に困惑する信繁。それぞれの思惑がこれまでの伏線がよく生かされ感情豊かに描かれ、…

「偽りのチャンピオン」(2015)

「偽りのチャンピオン」(2015) 本作、ツール・ド・フランスで前人未到の7連覇を達成したランス・アームストロングの栄光と虚偽に満ちた人生、ドーピングの疑惑が暴かれ英雄から一転してペテン師になるさま、ドーピングにはしる動機、実態が生々しく描かれ…

第32回「応酬」

第32回「応酬」 秀吉亡きあとの政。家康と三成の勢力争いのなかでしかかたな顔を見せる家康と日を追うごとに追い詰められる三成。家康のはるかに三成を超える理での論破は緊迫感があり見事、すばらしい脚本だ。(#^.^#) これにふさわしい内野家康さんの熱演…

「シン・ゴジラ」(2016)

「シン・ゴジラ」(2016) 話題の作品ということで観てきました。怪獣映画は初めてですが、この作品は怪獣「ゴジラ」の映画ではなく災害に立ち向かう「日本国」の映画、政治ドラマでした。突然「ゴジラ」が現れこれに挑む日本が描かれ、全編「東日本大震災」…

第31回「終焉」

第31回「終焉」 秀吉の最期。秀吉の亡くなった先の「政」の不安とともに最期によせる三成・信繁そして茶々・寧らの想いが情感深く描かれている。秀吉の遺言をめぐる三成と家康の闘いは、お互いの智恵くらべでとても面白いドラマになっているがあまりにも秀…

「帰ってきたヒトラー」(2015)

タイトルから面白そうな映画だなということで観ることになりましたが、これからの世界、とんでもないことが起きるかもしれないなと恐ろしくなります。(笑) 田舎の劇場が満杯という凄い人気のある作品であることにも驚きです。 本作、1945年に自殺したはずの…

第30回「黄昏」

第30回「黄昏」 薄れる記憶のなかで、周囲の人間を振りまわして楽しむ秀吉。そして衰えていく秀吉。あるときは恐ろしくあるときはおちゃめな秀吉、そして消えゆく秀吉の記憶。小日向さんの熱演みごとでした。 近づく秀吉の死を前に,最期まで太閤殿下とし…

「バケモノの子」(2015)

人間界の少年・蓮(幼少期あおいさん、青年期染谷将太さん)がバケモノ界の男熊のようなバケモノ・熊徹(役所広司さん)に育てられ成長していくファンタジーな物語。 少年が成長していく過程が武道の修業段階「守・破・離」に沿って描かれるなかで、親と子の…

「或る終焉」(2016)

第68回カンヌ国際映画祭で脚本賞受賞作品。終末期の患者をケアする看護師の葛藤を描いたヒューマンドラマ。 物語は、セリフを極力抑え余計な映像をそぎ落し最後まで何が起こるか予想がつかない展開と多くを観る者の判断に任されるという独特な手法で、家族も…

第29回「異変」

第29回「異変」 関白秀次が亡くなった後、秀吉が急速な老いの進むなかで嫡男秀頼の行く末を心配し後事を託するさまが,、三成、信繁の献身的な支えとともに描かれました。奉行衆制度の導入に続きただただ秀頼可愛さに思考停止の秀吉が下した「家康が要とな…

「団地」(2016)

「団地」(2016) 坂本順治監督、岸辺一徳、石橋蓮司、大楠道代さんの名前に藤山直美さんの名前を見て、「大鹿村騒動記」を思い出し、団地に越して来た夫婦にまつわる噂が引き起こす大騒動、大阪の人情物語ということで観ることにしましたが、予告編とは違っ…

「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」

http://www.last-recipe.jp/ 「ラストレシピ~麒麟(きりん)の舌の記憶~」(2017年11月3日) http://eiga.com/news/20160718/1/ 監督;滝田洋二郎 出演者: 西島秀俊、綾野剛、竹野内豊)、笈田ヨシ、関西ジャニーズJr.・西畑大吾、宮崎あおい 物語は,…

第28回「受難」

第28回「受難」 秀吉との確執で出奔した秀次の自害に至るまでの経過が、豊臣家とこれに関わった真田家特に信幸と信繁の想いで描かれる。なかでも信幸が説く「家族だからこそできる。腹を割って話せ」という励まし、信繁の付人としての誠実な励ましと娘たかを…

「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」(2016)

本作、宮藤官九郎さんのオリジナル作品。「真夜中の弥次さん喜多さん(魂の宿)」、「少年メリケンサック」に何となく似たところもありそうで見ることに。 物語は輪廻転生、六道輪廻など仏教の教えにそって地獄に落ちた17歳の少年が必死に現世に戻ろうと努…

第27回「不信」

第27回「不信」 秀吉と茶々の間に男の子が生まれ、名前は「拾」と名つけら、秀吉は大いに喜ぶ。お拾へのなにげない秀吉の愛情が、繊細な秀次の精神を傷つけ追い詰める状況、精神が壊れていくさまがよく描かれている。この影響が諸大名にどのように波及して…

第26回「瓜売」

第26回「瓜売」 秀吉の強い思いで始まった明国攻略。当初順調にみえた進撃も敵の抵抗により膠着状態に陥る。そこで秀吉の発案になる気晴らしのための仮装大会、とても愉快な出し物で出演者一同の大変な熱演で大いに笑う。 京にとどまる秀次。茶々に子が宿…

「二重生活」(2016)

「二重生活」(2016) 本作に出演の門脇麦さんの演技について「A-Studio」(20160624)で鶴瓶師匠(MC)がすばらしいと褒めているのを耳にして、これはと観てきました。鶴瓶師匠は「このすばらしい演技が出来るのは、日常がいかに安定しているかということ…