映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2016-01-01から1年間の記事一覧

「不機嫌な過去」(2016)

二階堂ふみさん、小泉今日子さん出演ということもあり、予告編を見ての鑑賞。予告編とは印象が違っていて、取っ付き難いが深みのある作品です。 この作品は退屈な日常を過ごしていた女子高生・果子(二階堂ふみ)が、亡くなったはずの母親・未来子(小泉今日…

第25回「離別」

第25回「離別」 北条家の滅亡により天下統一を成し遂げた秀吉。しかし、これ以降、豊臣家には次々に不幸が襲かかる。かねてから利休の政に係ることに懸念をもつ三成や吉継による画策で利休が切腹に追い込まれる経緯が、病弱な鶴丸の病状悪化に合わせて描く…

「クリーピー 偽りの隣人」(2016)

本作、サスペンス・スリラー映画では定評のある黒沢清監督作品ということで観てきました。ある夫婦が“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇に引き込まれるていく恐怖が描かれています。 「CURE」(‘97)作品が強く印象にあり、これとの比較でみることになり…

第24回「滅亡」

第24回「滅亡」 請われて氏政説得に赴いた信繁の誠意にあふれる説得。切腹を言い渡された氏政に命請いを勧める家康、景勝、昌幸の言葉。これをも拒否して死を選んだ氏政の覚悟が描かれ、氏政:高島政伸さんの熱演で、戦国の乱を終えるにふさわしいドラマと…

「64-ロクヨン-後編」(2016)

「64-ロクヨン-後編」(2016) 公開舞台挨拶で原作者の横山さんが「64が映画に乗っ取られてしまったような、すごくさみしい気持ちです」と述べておられるように、すばらしい出来です。原作で楽しんで、映画を見てまた楽しめて「ロクヨン」で2度楽しんだこと…

第23回「攻略」

第23回「攻略」 秀吉の20万を超える兵を集めての小田原包囲作戦のなかで、この戦に賭ける秀吉とこの機になってもなおプライドを捨てぬ氏政さらに主力とは別に行動しチャンスがあればと賭ける真田昌幸、忍城攻略で初めて大軍の実戦指揮官となり武功を上げ…

「さざなみ」(2015)

この作品、あらすじを読んで、何故夫はこのような振る舞いをしたのか? 45年の結婚生をしていながのらこれが許せない妻の想いは?、私の理解を超えており観ることにしました。 夫はとても知的な人でおだやかだが体力は相当衰えてきて“惚け”が入っている、一…

第22回「裁定」

第22回「裁定」 沼田の帰属をめぐり開かれる秀吉を判事役に原告北条、被告真田の戦国裁判劇。話そのものはこれまで観てきたドラマのまとめだが、俳優さんのキャラがでて面白い。特に信繁と江雪斎の口撃バトル。結末は、秀吉が捨の”小便に付き合っている間”…

「オオカミ少女と黒王子」(2016)

この年、二階堂ふみさんの出演作は5作ありますが、私にとっては今年最初の作品ということになります(1作目「蜜のあわれ」は私たちの地方では今だ公開されておりません)。 役が少女マンガの主人公ということで現在の二階堂さんがどのような思いで、どんな…

第21回「戦端」

第21回「戦端」 待望の嫡男誕生で勢いに乗る秀吉は、北条氏政に上洛するよう迫る。秀吉に臣従すべきという家康の勧めにも耳を貸そうとしない氏政は、逆に秀吉に真田が治める沼田をよこせと条件を突きつける。この解決のために三成らの考える徳川、北条、真…

「海よりもまだ深く」(2016)

是枝監督作品、そして監督にかかわりの深い阿部寛さん、樹木希林さん、真木よう子さん出演作ということで観てまいりました。 本作、小説家になる“夢を諦め切れないまま”探偵事務所で働く男が、たまたま実家に集まった母、元妻、息子と台風の一夜を過ごすなか…

第20回「前兆」

第20回「前兆」 秀吉の側室になった茶々が身ごもったことで起きた秀吉揶揄事件の顛末。石田三成や大谷吉継、信繁の犯人探しと彼らが秀吉の狂気に振り回される様が生々しく描かれている。刀狩りによる農兵の苦しみが事件原因の底辺にあるとする見方は面白い…

「殿、利息でござる!」(2016)

「殿、利息でござる!」(2016) 不条理にも伝馬役(お上の物資を隣の宿場で受け取り次の宿場まで運ぶ仕事)を自腹でやらねばならない宿場町が、その経費に耐えかねて町が滅ぶと、お上にお金を貸してその利息で伝馬役を賄い町を維持しようとするはなし。250…

「世界から猫が消えたなら」(2016)

宮崎あおいさんにとって「神カル2」から2年ぶりの主要役での出演作ということで期待していました。 本作、主人公が電話、映画、時計、猫を失うことでその物を通して繋がっていた人達にいかに愛されて生きてきたかを知り愛してくれる人の中に生きることで死…

第19回「恋路」

第19回「恋路」 茶々をめぐり、妻にと願う秀吉と茶々に翻弄される信繁が描かれる。茶々の信繁に対する思い、秀吉の茶々に対する思い、信繁の茶々への思いと3者の交差する思いがしっかり描かれたドラマ。信繁は窮地に立っがこれを救ったのは他ならぬ秀吉で…

「神様のカルテ2」(2014)

物語は前作から数カ月後を描く。一止が務める信州・松本の病院に帰ってきた大学時代の旧友・進藤との労働観の違いによる衝突や、病に倒れた恩師・貫田先生とのきずなを通して、仕事とは、夫婦とは、死とはなにかが描かれています。 「1」比べて、ヒューマン…

「64-ロクヨン-前篇」(2016)

「64-ロクヨン-前篇」(2016) 原作はミステリー小説として高い評価を得た横山秀夫さんの警察小説「64(ロクヨン)」。 映画は前後編、2編からなり「前篇」で事件の背景や人間模様が、「後編」でロクヨンの究明が描かれます? 「ロクヨン」とは、昭和64年1…

第18回「上洛」

第18回「上洛」 秀吉の威勢に疑念を抱いて上洛した父昌幸を懸命に支え、秀吉に臣従し、家康の与力となることを受け入れるよう説得する成長した信繁が描かれる。ここで交わされる親子の情は、とても明るく、心の通じ合った家族ということがよく伝わる。ここ…

「蘇えりし者」(2015)

「蘇えりし者」(2015) 20160503 MOVIX 第88回アカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオの主演男優賞をはじめ、監督賞、撮影賞を受賞した作品。 物語は、アメリカの開拓初期、西部の未開拓地ミズリー川沿いで息子とともに毛皮ハンターたちの案内人を務める…

「ルーム」(2015)

「ルーム」(2015) 20160430 シネマクレール アカデミー賞で主要4部門にノミネートされ、ブリー・ラーソンが主演女優賞を授賞した作品。賞に値するすばらしい作品だと思います。 物語は、監禁された女性とそこで生まれ育った息子が長らく断絶されていた外…

第17回「再会」

第17回「再会」 昌幸、家康の上洛要請で見せる秀吉の戦略に翻弄される信繁。信繁はもう一息で天下に登りつめる秀吉の執念達成に駆り出される。テンポよくはらはらどきどきでかつとても面白く脚色され楽しいドラマ。特に、家康に低頭し、秀吉の思うがままに…

「神様のカルテ」(2011)

原作は長野の病院に勤務する医師・夏川草介さんの小説「神様のカルテ」で、本屋大賞2位というヒット作。地域医療に従事する若い内科医栗原一止(櫻井翔さん)が、さまざまな患者と触れ合う中で、成長していく姿を描くヒューマン物語ですが、ガンの終末医療…

「スポットライト 世紀のスクープ」(2015)

シネマクレール 第88回アカデミー賞の作品賞、脚本賞受賞作品ということで観ました。賞にふさわしい風格のある作品でした。ボストン・グローブ紙の記者たちが、カトリック教会の一大スキャンダル神父による幼児への性的虐待に立ち向かった実話をもとにした本…

earth music&ecologyⅡ

20180207 Earth music & ecology「Graphic_Gallery」(2018春)公開です。 2018 Spring Collection “Romantic Mix” http://www.earth1999.jp/cm_gallery/ 心って、心の 持ちようだネ。 心って、自分の 持物だよネ。 自分の物なのに、心はときどき 退屈だネ。…

第16回「表裏」

第16回「表裏」 信繁は馬廻衆として秀吉に仕え、その側近とともに行動し、そこで見て・感じる豊臣家の実情・闇、家臣団の性向・陰謀、茶々との係わりなどが描かれ、信繁はこれまでにない大きな世界観に触れ、真田の行末にどう係るのかそしてこの物語の結末…

「剱岳 点の記」(2009)

原作は新田次郎さんの同名小説、日本地図完成のため未開の地・劔岳を命懸けで目指した測量士たちの姿を描いたドラマ。未踏の山と信じられていた剱岳の測量を行う陸軍測地隊の困難な作業を、日本山岳会との登頂競争を絡ませたストーリー展開。測量隊は天候気…

「シェル・コレクター」(2016)

「シェル・コレクター」(2016) 20160416 シネマクレール 「未体験の艶麗劇薬ファンタジー誕生」というコピー、と出演者リリー・フランキー・寺島しのぶ・池松壮亮・橋本愛さんの演技をみたいと行ってきました。 物語は、妻子と離れて沖縄の孤島で暮らす盲…

第15回「秀吉」

第15回「秀吉」 無駄のない気持ちのよいストーリー展開でした。人物描写が、笑いに隠されそうになりますが、15話と物語が進むにつれ深くなっているように思え、この時代に生きているよう思われます。これまでのドラマとは違う!! 信繁は、景勝について上…

「モヒカン故郷に帰る」(2016)

「モヒカン故郷に帰る」(2016) 20160409 イオンシネマ 沖田修一監督作品、そしてあおいさん絡みの松田龍平さん出演、故郷瀬戸内の物語、観にいってきました。笑いどころは満載ですが、その奥にあるどうしょうもない親父と息子の絆に涙です。何気ないセリフ…

キリンビール「キリン 杏露酒 ひんやりあんず」

キリンビール「キリン 杏露酒 ひんやりあんず」 4月12日から公開 あんず本来のみずみずしさが感じられ、甘さ控えめですっきり飲みやすい味わいに仕上げた、フルーティーで優しい味わいの新製品。 イメージキャラクターは、あおいさん、クドカンさんです。…